NS-1000Mの低域はスタンドでコントロールした方が良いですが、中高域はアッテネータ中央が神設定で、プラスマイナスどちらに動かしてもユニット間の繋がりが損なわれる感じです。
バックロードホーンと比較すると・・
圧倒的に違うのは能率。同じボリューム位置でNS-1000Mに切り替えると、まるでミニスピーカのように音が小さくなります。NS-1000Mの能率も90dBと決して低くはないのですが、バックロードホーンの能率は桁違いに高いです。
音質面で明らかに違うのは低域。バックロードホーンの風のような低音とは違い、ズシンと腹にくるウーハーが主張する音。 音像はバックロードホーンが小さくシャープに定位するのに対して、輪郭は鮮明ですが大きめです。
特徴は逆もまた魅力で、能率の低さは周波数レンジのフラットさに、低音はパンチ力に置き換わるもの。また、中高域の艶やかさや響きではNS-1000Mが上回るので、メインスピーカーは度々選手交代します。
|