《特徴》
大きなポイントは次の2点です。
・Supports Intel Pentium III 450〜700 MHz processor cartridge 700のサポートということはCuppermineをサポートしていると言うことですね。(但しFSB100のみ)
・SOFT MENU III or DIP switches needed to set CPU parameters このBIOSでの設定項目が凄いんです。
・FSB上限マージン確保の設計と思われますが、CPUとメモリ間が非常に狭く、大きなヒートシンクが付けられません。 ClockUpし易い設計が、CPUの冷却をしづらくする・・相反する要素なのでしょうか・・ しかしCuppermineは発熱が少ないので、今後のCPUではネックにならないのかも知れません。
(^^は便利、(^o^はうれし〜、(@@は特に凄い
FSB |
66MHzから1MHz単位で200MHzまで設定可能(@@ |
PCI |
1/2、1/3、1/4設定可能(^^ |
AGP |
1/1、2/3設定可能(^^ |
コア電圧 |
1.3Vから0.05V単位で全VIDの設定可能(^o^ |
I/O電圧 |
3.2Vから0.1V単位で3.9Vまで設定可能(^o^ |
まったく、このマザー、何でも来いですね(笑)
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《検証の準備》
CPUの選択 本来ならFSB133対応CPUを使いたいところですが、持ち駒が少なくて・・ココは初代PentiumIIを使います。 初代PentiumIIは倍率の設定が可能なので、2倍速に設定します。このCPUは333MHzで使っていたモノで、 FSB166までイケるはずです。 ちなみに、マイナーな話しですが、初代PentiumIIは倍率2倍では、L2が勝手にOFFになっちゃいます。
メモリの選択 本来ならPC133対応品を使うべきなのですが、持ち駒が少なくて(と言うより一つしか持ってない^^; PC100 CL2仕様のヒュンダイTC-10Pを使います。 PC100仕様ですが、I/O電圧アップでかなりイケます。ココはクロック限界確認のため、MAXの3.9Vを印加!
正常稼動の判定基準 Win98が起動出来る最高FSBで、しばらく使ってみて、変なことが起こらなければよしとします(^^;
IDEドライブ使用時の注意 ディスクドライブのDMA設定は、あらかじめチエックを外します。チェックされていると必ずファイルが壊れます!!
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《FSB ClockUp検証》 さて、現在のSDRAMで、FSBは何処まで設定可能でしょうか。 これは、FSB133対応のCPUに移行しつつある現在、OverClockの可能性を見る上で重要です。 例えば、Coppermine733(FSB133)を800で使おうとするだけでも、FSB145が必要になるためです。 (もっとも、このボードはFSB133に正式対応してませんし、あくまで過渡期の問題ですが)
CPUのクロックアップでは、発熱処理によっては、起動後に不安定になるケースがありますが、 チップセットやメモリでは、正常に動くか否かは、ほぼ特定の周波数で決まり、動く場合はまず安定します。 このため、1MHz単位でFSBを設定できる機能は、検証する上で非常に有効です。
CL2のFSB限界 先ずは、CL2のメモリ最速設定で、クロックアップ開始・・
最速設定の常用可能FSBは144MHz!です。かなり優秀!? ちなみにBX6-2では、CL2では133MHzが通りません。
CL3のFSB限界 続いて、CL3のメモリ最遅設定で、クロックアップ開始・・
最速設定の常用可能FSBは159MHz!!です。コレはイケます。うれしいです(^^ ちなみに160MHzでは、どうしてもWin起動後にエラーが出てしまいます。
しかし、CL2とCL3の違いはどのくらいあるものなのでしょうか!? 某PC誌でPC100CL2とPC133CL3でほとんど差が無いと書かれていたので、検証してみました。 但し、某PC誌ではコアクロック同一の条件下であり、今回のFSBアップでコアクロックアップを狙うケースとは意味が異なります。
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《CL2とCL3のメモリアクセスの検証》
CORTEST/99を使用して、限界クロックのメモリアクセス速度を検証します。 初代PentiumIIの数字なので、現在のCPUでのメモリアクセス速度より遥かに遅い数値になっています。 数値自体は無視して、3者の比較のみ検証します。
ここでは、1MBの数値の違いに着目してみます。
FSB159MHzCL3
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FSB144MHzCL2
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FSB144MHzCL2
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1MBの数値の違い
CL3であっても、僅かに159MHzがCL2の144MHzを上回っています。 CL3とCL2のスピード差は、クロック比10パーセント程度で吸収されるようです。
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《結論》
FSB最高設定の200MHzまでBXチップセットや、メモリバスが耐えられるのか、まだ判りませんが、 とりあえず、159MHzまでは確認できましたし、SOFT MENU III もすごく便利です。 もっと特性のよいメモリが入手できれば追試したいですが、ヒュンダイTC-10Pより良いものが掴めるか!?
ここで、クロックアップにオススメと言いたいところですが、ちょっと引っかかってます。 以下ひとり言です(^^;
FSBを上げると、ナゼか3Dだけが安定しません。 CPU系の重いベンチは平気で通るのに、3Dでは軽いモノでもフリーズします。 問題はマザーなのか、BIOSなのか、ビデオカードなのか(Coppermineのトコにも書いてますが) まだ特定できていないので、BF6の問題とは言えませんが。(AGPが怪しい!?)ぶつぶつ・・・
オーバークロッカー御用達のようなマザーなので、FSB100以上もBIOSが安定させてくれることを期待・・・
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