モセルVCT8PC VS ヒュンダイTC-10P

驚異のオーバークロック耐性低価格で、にわかにブレークしたモセルVCT8PC
わたしもヒュンダイTC-10Pの後継メモリを探していたところなので、ネットの情報を頼りにゲットしました。



《サフィックス》
VCT8PCには、
いくつかのサフィックスが存在します。
このサフィックスの意味は不明ですが、
PRPF高いオーバークロック耐性を持つようです。

製造年・週・サフィックス

CL2・オーバークロック耐性

99xxPS

FSB120以下

99xxPR

FSB140以上

99xxPF

FSB140以上

99xxPP

不明


秋葉原では、PPとPRを確認。実績あるPRをゲットしました。
PRはバルクで15K円、PPはグリーンハウス製箱入りで18Kでした)


《環境》

CPU
マザー
VideoCard


メモリ

PentiumII266(倍率2倍で使用)
Abit BF6
Creative 3DBlaster GeForce


モセルVCT8PC 9949PR(64Mbitチップx16)
ヒュンダイTC-10P 9824(64Mbitチップx16)


PentiumII(クラマス・コア)を2倍速で使用。
このCPUは333MHzで常用していたものなので、
FSB166まで追従できるはずです。

マザーには、1MHz単位でFSBを設定でき、I/O電圧も可変できるBF6を使用。

VideoCardには、100MHzを越すAGPに耐えるGeForceを使用(というか他に無い^^;


《テスト方法》

下記設定にて、Win起動及び、SuperPIの104万桁が正常に通る最高のFSBを確認します。

I/O電圧は、ノーマル(3.3V)と、喝入れ(3.8V)の2通り。
CAS Latency―RAStoCAS Delay-RAS Precharge Timeは、

2-2-2の最速設定と、3-3-3の最遅設定の2通り。


《結果》

メモリ

BIOS

I/O 3.3V

I/O 3.8V

モセルVCT8PC

2-2-2

M332144.gif

M382144.gif

ヒュンダイTC-10P

2-2-2

H3332144.gif

H382144.gif

モセルVCT8PC

3-3-3

M333161.gif

M383161.gif

ヒュンダイTC-10P

3-3-3

H3333147.gif

H383159.gif


MVSH.gif

非常に興味深い結果です。
先ず、
2-2-2の最速設定においては、どちらのメモリーもI/O電圧によらず144MHzが限界です。
そして
、3-3-3の最遅設定では、モセルがI/O電圧によらず161MHzという驚異の耐性を示しました。
これには久々興奮しました。スゴイメモリです。
対してヒュンダイは、
3.3Vで147MHz3.8Vで159MHzと喝入れの効果で耐性を伸ばしています。
最高FSBでは、モセルに
2MHzまで迫るものの、I/O電圧3.8Vは限られた環境でしか供給できません。

標準の3.3VでFSB161MHzを実現するモセルが大ブレイクしたのは当然と言えそうですね!(^^


kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/