TIPS・CPU

1・CPUの換装
  
  
@Pentium、MMXPentium、K6
    喚装可能なCPUは、MMXPentiumシリーズとK6シリーズです。
    電圧と、倍率をマザーボード上で設定してやる必要があります。
    マザーボードやBIOSが対応してない場合があるので、メーカに確認要。
    わからない場合は、サードパーティのCPUアクセラレータがいいでしょう。
      
  
APentium2
    喚装可能なCPUは、Pentium2、Pentium3です。
    電圧は自動設定、倍率は固定なので、付け換えるだけです。
    但し、マザーボードやBIOSが対応してない場合があるので、メーカに確認要。
    
  
BCeleron
    ソケット370の場合、喚装可能なCPUは、今のところCeleronのみです。
    電圧は自動設定、倍率は固定なので、付け換えるだけです。
    スロット1の場合、Pentium2、Pentium3にも喚装可能ですが、
    外部クロックを100MHzに設定できる必要があります。
    この場合、マザーボードやBIOSが対応してない場合があるので、メーカに確認要です。



2・倍率の変更 (ここからは、ある程度の予備知識が必要です)
  CPUのクロックは、外部クロック(FSB)x倍率で決まります。
  マザーボード上、ジャンパの組み合わせで設定するものと、BIOSで設定するものがあります。
  
  
@Pentium、MMXPentium、K6、Pentium2-(233/266/300/333)
    倍率可変(と言うより自分で設定する)なので、動く限り高倍率に設定すれば速くなります。
    但し、後期のPentium2-(266/300/333)では倍率が固定されているものがあります。


  APentium2(350/400)
    外部クロック100MHzでは定格倍率以下のみ設定可能、外部クロック66MHzでは倍率可変です。
    但しこれは、SEL100/66#B21(CPUスロットのB側21端子目)のHigh(100MHz)/Low(66MHz)
    でコントロールされるため、B21をGNDに落とすLow(66MHz)ようマザーボードかCPUを改造すれば
    倍率を可変にできます。しかし、これによってAGPが外部クロック同期になり、グラフィックカードが
    追従できなくなる場合があります。
    また、ABITのマザーボードなど、BIOSの設定でSEL100/66#のみ変更できるものもあります。


  BPentium2(450と後期の266/300)、Celeron、Pentium3
    倍率固定です。エンジニアリングサンプルは倍率可変ですが、一般には売られていません。
    リマーク品で固定倍率が変更されているモノが発見されていますが、NowHowは当然非公開です。
    
    固定倍率は初期のセレロンから始まり、コレが二次キャッシュを持たなかったため外部クロックを
    上げる(=倍率を下げる)ことが性能向上に直結したため、固定倍率破りがブームになりました。
    その後、Celeronに二次キャッシュが採用され、マザーボードの外部クロックの設定も多様化して
    からは、あまり騒がれなくなったようです。


    固定倍率の謎を追ってみたい
    ついでに固定倍率の謎2も見ちゃう



3・外部クロック(FSB)の変更
  ほとんどのマザーボードは外部クロックが何通りか選択できます。それを変更すればいい訳です。
  ジャンパやBIOSに設定が用意されてない場合でも、Windouwsから変更できるツールがあります。
  
H.Oda!氏作 : SoftFSB/Software FSB Change Program
  
http://www.h-oda.com/ 

  改造してもよいからもっと自由な設定をしたいという場合は、外付けのクロックジェネレータもあります。
  
ヒロ坊氏作 : Turbo.PLL-01
  http://web01.fureai.or.jp/~hirobo/over_clockers_tool/pll/turbo_pll_01.html

  ただし、PCIがFSBの四分の一になる設定を持たないマザーでは、PCIが40MHzを越えると、
  拡張カードが誤動作したり、IDEハードディスクに致命的なダメージを与えることがあります。
  ハードディスクへの影響はDMAを使用せず、PIOモードを使うことにより、回避出来る場合があります。
  (Windowsチューンナップ参照)



4・二次キャッシュ(L2)レイテンシの変更
  L2コントロールレジスタのL2レイテンシの値はCPUと倍率毎に決められています。
   
  Pentium2 クラマス:0
  Pentium2 デュシーツ・SEL100/66# Low(66MHz)
          4.5倍:3  4.0倍:2  3.5倍:1
  Pentium2 デュシーツ・SEL100/66# High(100MHz)
          4.5倍:8  4.0倍:7  3.5倍:5
  Pentium3 4.5倍:8  
  CeleronA  4.5倍:5
  
  Pentium2とPentium3では、この数値を小さくすることでL2のアクセス速度を
  数パーセント速くすることができます。(Celeronでは効果ありません)
  しかし、設定できる数値の下限は、同倍率のSEL100/66# Low(66MHz)に
  なるようです。


  最近はABITがBIOSで設定できるようにしていますが、ツールもあります。
 
 H.Oda!氏作 : WCPUL29X/WCPUL2NT/L2 Latency Chang Device Driver for Win32
          : WCPUL2D/L2 Latency Chang Device Driver for DOS
  
http://www.h-oda.com/

  上記で設定する前に、これでまず設定可能か確認した方がいいでしょう。
  H.Oda!氏作 : WCPUID/CPUID & Frequency Check Program
  http://www.h-oda.com/


5・冷却
  クロックアップしたCPUは、アップ率の二乗に比例して消費電力が増加します(便宜上の目安)
  つまり、製品化されている最高クロックのCPUより高クロックにする場合、市販のクーラーでは
  十分な放熱が出来ないことが考えられます。
  クーラーが手で触っていられないほど熱く、以下の現象が見られる場合、クーラーの強化が必要です。
  
   
@自然にリセットが掛かる。
   Aアプリケーションでエラーが多い。
   BWin起動時にレジストリエラーが発生する。
   CWinNTで青いメモリダンプの画面が表示されフリーズする。
   etc・・

  
  実用的で効果的なのは、パッシブヒートシンク(自然冷却)に自分で大型ファンを付けたものです。
  とにかく風量を確保するのがポイントです。
  
  ペルチェは電流が不足したり、廃熱が追いつかないと、放熱面吸熱面とも熱くなり逆効果だったり、
  ケース内の他のパーツを暖めてしまったりします。
  また、効きすぎても、結露が発生しCPUやマザーボードを腐食させることがあるので、使いこなしは
  難しいです。



6・喝入れ(電圧アップ)
  冷却が充分でもまだ動作が不安定であれば、電圧を上げることで安定する場合があります。
  但し、CPUが壊れる可能性が多分にあるので覚悟が必要です。
(わたしは一つ壊したことがあります)
  10パーセントぐらいアップしても改善しない場合はあきらめた方が無難でしょう。
  電圧アップも、アップ率の二乗に比例して消費電力が増加すると考えられ、冷却対策が必要です。  
 
 
《コア電圧のアップ》
  @Pentium、MMXPentium、K6   
    マザーボードでコア電圧が変更できます。


  APentium2、Celeron(スロット1)、Pentium3
    CPU毎に決められたVIDを内蔵しているため、通常は規定電圧に自動設定されるので、変更
    する場合は特別な操作が必要です。
    ABIT、MSI、FreeWayなど、BIOSでコア電圧を変更できるマザーがあります。
    また、初期のモノではジャンパで手動設定するためのパターンが残されているモノがあります。
    どちらにも該当しない場合、CPUかマザーボードを改造する必要があります。
    但し、現行の大部分のCPUは、スロットの端子をテープなどでマスクすることである程度目的の
    電圧に設定することができます。


  VID一覧

A121

B119

A119

A120

B120

<端子

VID4

VID3

VID2

VID1

VID0

Output

0

1

1

1

1

1.30V

0

1

1

1

0

1.35V

0

1

1

0

1

1.40V

0

1

1

0

0

1.45V

0

1

0

1

1

1.50V

0

1

0

1

0

1.55V

0

1

0

0

1

1.60V

0

1

0

0

0

1.65V

0

0

1

1

1

1.70V

0

0

1

1

0

1.75V

0

0

1

0

1

1.80V

0

0

1

0

0

1.85V

0

0

0

1

1

1.90V

0

0

0

1

0

1.95V

0

0

0

0

1

2.00V

0

0

0

0

0

2.05V

1

1

1

1

1

No CPU

1

1

1

1

0

2.10V

1

1

1

0

1

2.20V

1

1

1

0

0

2.30V

1

1

0

1

1

2.40V

1

1

0

1

0

2.50V

1

1

0

0

1

2.60V

1

1

0

0

0

2.70V

1

0

1

1

1

2.80V

1

0

1

1

0

2.90V

1

0

1

0

1

3.00V

1

0

1

0

0

3.10V

1

0

0

1

1

3.20V

1

0

0

1

0

3.30V

1

0

0

0

1

3.40V

1

0

0

0

0

3.50V


    1がHigh(絶縁)、0がLow(GND)です。
    つまり、電圧
2.00VのVIDを持つCPUは、VID0が1の設定になっているため、VID4、3、2、1を
    マスク(絶縁)することで、1.30V〜2.00Vまでは0.10V刻みの設定が可能で、2.00V〜3.40Vまでは、
    は0.20V刻みの設定が可能になります。
    この設定を持つCPUは、Pentium2(初期の倍率可変の233/266/300)とPentium3(600)を
    除く全CPUです。
    ちなみにPentium3(600)は
2.05VのVIDなので、全ての設定が可能です。
    Pentium2(初期の倍率可変の233/266/300)は
2.80VのVIDで、2.80V以外設定できません。
    (もっとも改造すれば、この限りではありませんが)


  ACeleron(ソケット370)
    マザーがBIOSでコア電圧を変更をサポートしてない場合は、改造するしかありません。

 《I/O電圧(3.3V系)のアップ》
  Pentium2、3については、L2の性能がクロックアップのボトルネックになる場合があります。
  これは、I/O電圧のアップで特性を改善できる場合があります。
    
  
@電源内にある、3.3Vの電圧コントロール用可変抵抗を回す。
    (デジタルテスタで電圧を確認しながら少しずつ回す)     
    
  A渇入れキットを使う(¥13Kぐらい)


  ASUSなど、一部マザーボード上でI/O電圧を生成しているものは、改造するしかありません。


kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/