Pentium3 500の切断作成’99年10月27日〜更新2000年5月10日 by英介さん
私勇気があります!このために安くなったPentium3 450を買って切断してみました。
↑嘘です。またまた壊れCPUを譲ってもらいました。
譲っていただきました方に、この場をお借りしてお礼申し上げます。
切断の方法はいまだに同僚に聞いていませんので、わかりません。
Celeron同様に、顕微鏡に近づけてデジカメで撮影しました。
今回Pentium3-700(CoppermineコアのcB0)を譲っていただき同時に掲載しましたので、比較としてみてください。
Pentium3 500全体写真です。
コア部分の拡大写真です。
CPU基板毎切断した写真です。
グレー色したところがCPUのコアです。真中の銀玉がハンダボールです。
このハンダボールを境に、上が茶色の基板で、下がCPU基板です。
FC(フリップチップ)接続は茶色の基板とグレー色のコアの間にある小さなグレー色したものです。
更に拡大した写真です。
上のグレー色したものがコアです。下にある銀玉がハンダボールです。
このハンダボールを境に、上が茶色の基板で、下がCPU基板です。
コアが切断時ひび割れしてしまいました。
FC(フリップチップ)接続は茶色の基板とグレー色のコアの間にある小さなグレー色したものです。
真中の四角となっている間がスルーホール?サーマルビア?です。
丁度真っ二つになりましたので、このように見えます。
OC考察(2000年5月10日)インターポーザを剥いでみました。
孔は下まで金属が入っているサーマルビアです。
画像の大きさは合いませんがあしからず。
こちら側の裏は何も無いです。
SECC2とFC-PGAタイプが同一周波数で販売されています。
ヒートシンクファンの大きさもさる事ながら、SECC2の方は、このようにサーマルビアがいくつも基板上を通過しています。
そのため、CPUダイの発熱を基板全体に逃がし、さらに裏にも逃がしています。
非常に熱対策を施している様子が伺われます。
一方のFC-PGA(まだ切断した事は無い)は、このようなサーマルビアは見つかりませんので、CPU裏へ熱が逃げ難い構造です。
さらに、ピンがソケット370に挿入されて、短に端子で押し付けられているだけですので、
ソケット370よりドータカード側への熱放散は期待できない構造です。
以上より、Over Clockを安定してしたければ、FC-PGAよりSECC2を選択すべきでしょう。
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