600E@800奮闘記 by narikenさん

BIOSすら起動しない状態から、ついに800MHzを安定されたnarikenさんの体験記です。


最近どこの掲示板でも大流行の600E@800ですが、わたしは、600E@800見事に挫折しました。
アキバでやっとバルクが手に入ったので、試してみましたが、
BIOSすら起動せず...

すったもんだした挙句、FSB124で600E@744に落ち着きました。
それでもまあ市販の最速のものよりはずっと速いわけで...
満足せにゃならんのでしょう。
コスト的にも黒字ですし。

なお、わたしの環境...
Motherbord:
SL67-KV(SOLTEK製)
CPU:Coppermine600E@744
FSB:124MHz
Memory:128MB(PC/133)(VCSDRAM CL2)
VideoCard:GeForce(AGP)
SoundCard:SoundBlaster Live!
HDD:10GB(UltraATA33)

このチップはAGP×4に対応しているのはご存知だと思いますが、AGP×4で744にするとビデオ周りが色々ヤバイ動き
なります。
AGP×2だと大丈夫です。
基本的にAGP×4はVRAMに入りきらないテクスチャーを使用する場合威力を発揮するものなので32MBも
VRAMを積んでいるGeForceでは意味がありません。結果、大した問題ではないでしょう。


600E@800に失敗した理由は色々考えられますが、色々な掲示板を見るにマザーかもしれません
成功している人はP2B-FないしはP3B-Fです。今のところ他のマザーで成功した人は聞いていないので
うまくいった人は教えて頂ければと思います。


何回か試して見るにCPUが冷えている状態(20度以下かなぁ)だと800で動くよう(と、言ってもBIOS起動する程度)です。
わたしの河童が800まで行かないのは歩留まりの問題もあるかもしれません。
Celeronでも「当たり」とか「外れ」とかあったじゃないですか。
それでも25%クロックアップしてもしゃあしゃあと動いているのはスゴイですが...


マザーをBF6に変更。GeForce環境でFSB129でFR、3DMAXは通るもののGL系のゲーム(Quake2等)で安定せず。
勝手にCPUの発熱と予測。


ついにブリに手を出す(ブリザードS2P3BL)。しかし、状況変わらず。
この頃、
BF6不安定の噂が各サイトを飛びまわり、再び、マザーが原因と勝手に結論。

無難なメーカーのSOYOのSY-6BA+Wにマザーを変更。FSB126辺りですべての環境が安定動作。
メモリーをCL3からCL2に設定変更。まだまだ安定動作。

ある日Win環境のレジストリが完全に吹っ飛ぶ。何かの偶然と気持ちも新たに再インストール(もちろんまっさら)
再びWin環境吹っ飛ぶ。きっとメモリーが原因、と判断、
CL3に戻す。気持ちも新たに再インストール(再びまっさら)
またまたWin環境吹っ飛ぶ。もう我慢できず最初のマザーのSOLTEK SL67-KVに戻す。再びVIA Apollo133Aに戻る...
現在はFSB124にてDirectX、GLその他極めて安定。
やっぱり、Apollo133AとGeForceの相性は良いようです。安定動作という意味ではApollo133Aが最高でした。
ただし、河童使用時はAGP×4は使用できません。バグります。


地獄の日々でした。いやー、はまりすぎましたねー。まさに泥沼です。採算なんてとっくにあってません
SOYOのSY-6BA+Wは安定していました。パフォーマンスは440BXですからApollo133Aよりトータルで勝ります。
その際、AGPは2/3設定でないと駄目でした。しかし、
定期的にWin環境が御陀仏になる癖があり、結局あきらめました。

どうもASUSやSOYOといった大手メーカーのマザーの方が河童との相性は良いようです。
ブリまで手に入れましたが河童は熱は出ないので、800までいくかどうかは歩留まりの問題の方が大きそうです。
それにマザー(BIOS)+ビデオボードですね。各サイトを見る限り、
ASUS+G400という方が一番800環境成功例で
多いような気がします。


河童はクロックアップは確かにできるけど、周辺装置がどこまでついてこられるかは保証の内ではないということですね。
かつてCeleronのクロックアップが流行ったころは今ほど3D環境はシビアではありませんでしたし、440BXはFSB133は
非公式対応ですからすべてが完璧に動作する条件は中々揃えずらいと思います。
ブリは確かに効果はあると思います。ただ強制排気システムなどでマシン内温度もなるべく下げるなどしないとやはり
周辺機器がついてこれなくなるでしょう。
わたしの場合、ミドルタワーのケースのため、比較的マシン内温度が上がりやすく、その辺も足を引っ張っているようです。


ついに800行ってしまいました。環境は、

CPU:600E(クーラーはブリ)
マザー:SOYO SY-6BA+W
メモリー:MICROWORKS製SPEED MASTER2
     PC133CL3規格→実働PC133CL2でOK
     CCG基板 マイクロン−75チップ版
     128MB
ビデオカード:
GeForce256(クリエイティブ製)

上記でポイントはマザーとメモリーです。クーラーは大して有効でないと思います。
BF6はGeForceと組み合わせた場合どうも落ち着きませんでした。FSB133は難しいと思います。

やっぱりメモリーはすごく重要ですね。
現在はヒュンダイ TC-10Pは手に入りにくいので、マイクロン−75チップがお勧めです。
なお、SOYOユーザーの方に注意ですが一般にDIMMスロットはCPUから遠い方が耐性があると思われているようですが、
http://www.kumagaya.or.jp/~touma/repo/PC100ccg.html 参照)
SOYOの場合はDIMMスロット1が安全です。理由は分かりませんがASUSとは違うということでしょう。


この経験がどれほどのお役に立てるかは分かりませんが、他の方の浪費抑制に少しでもつながればと...


narikenさん600E800安定!おめでとうございます(^^

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