非同期メモリ比較・PIIIDME番外編

PIIIDMEのメモリインターリーブ性能を検証するため、i820(DIMM)、i820(RIMM)、133A(VC)にて、
メモリクロックとFSBを非同期として比較しました。


《環境》(データを提供してくださったUTCさんまささん、ありがとうございます)

チップセット

マザー

クロック

i840(DIMM/インターリーブ)

PIIIDME

600E@800(FSB133/メモリ100)

i820(DIMM)

P3C-E&ライザー

600E@800(FSB133/メモリ100)

i820(RIMM)

P3C-E

600E@800(FSB133/メモリ100相当)

133A(VC)

P3V4X

600E@800(FSB133/メモリ100)


CPUは600E@800シングル、OSはWin98で統一

P3C-E(RIMM)は、メモリークロックではなく、転送レートで指定するので、一番遅い267MB/Sで測定。
PIIIDME、P3C-E&ライザー(DIMM)は強制的にメモリークロックが100になる。



《HDBENCH・メモリー》

i840(DIMM/インターリーブ)

HD322_dme.gif

i820(DIMM)

Hd3.22_i820(DIMM).gif

i820(RIMM)

Hd3.22_i820(RIMM_267).gif

133A(VC)

HD322_133A(VC).gif



hdmem.gif

133A(VC)が最高の結果ですが、i840(DIMM/インターリーブ)もi820(DIMM)を大きく上回っています。

(DMEのスコアは、デュアル&Win2000では大きく伸びます)

《CORTEST99》

i840(DIMM/インターリーブ)
dmecor.gif

133A(VC)
CoreT_133A(VC).gif

i820(DIMM)
CoreT_i820(DIMM)..gif

i820(RIMM)
CoreT_i820(RIMM_267).gif


512KB8MBの結果を比較します。

512KB
cor512k.gif

8MB
cor8m.gif

512KBと8MBとも、同傾向です。
このテストでは、
133A(VC)と、i840(DIMM/インターリーブ)はほぼ同等の結果です。


《総評》

メモリ・FSB非同期の状態では、133A(VC)が最高の性能を示しています。

i820&RIMMは、非同期の状態では本来の性能が出しきれないようです。
i820/i840&DIMMは、ライザーなどのコンバータが必要になるため、かなりレイテンシが増大するようですが、

PIIIDMEは、VCに匹敵する性能を示しており、インターリーブの有効性が確認できます。

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この記事の為にPCを組み直してくださったUTCさんに感謝(^^



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