完成! i-RAM4枚でRAID0の構築・by Wallerさん《06.10.28》《06.11.8》
安定動作を目指して、究極のストレージi-RAM4枚でRAID0の構築の続編です
実はマルチゃんには悪いことをしました。
というのも、マルチゃん1個にi-RAMを4枚つないで駆動させていたのです。
で、朝起きてみると、床を溶かして死んでいたと・・・。
バッテリーレスにしてからは、毎日普通に立ち上がりますし、常時ACアダプターにつないでいても、
前から常時、静音ファンを回し続けてやると、そんなに熱くならないみたいです。
とはいえ、i-RAMに24時間電源いれっぱなしってちょっと不安になってきました。
ATX電源から5Vのスタンバイ電源のみ分岐してFUTAにつなげば、
スタンバイ電源によってできるだけ消費電力を抑えてデータが保持できるようになかと思い、
FUTAに挿す4Pinのうち、5vとGNDだけを、マザーに挿す24Pinケーブルから分岐した
5vsbとGNDに変えてみたのですが、うまくいきませんでした。
玄人志向のPCIバス延長ケーブルをさらに延長して、直接つなごうか・・?

結局、i-RAMのアダプタを自作しました。本当に安定して運用できています。
半田コテなど握ったこともなかったので、最初は苦戦しましたが、完成すればその苦労も吹き飛びました。

フルイメージ
薄紫の線をマシンのスタンバイ電源からとります。
スタンバイ電源をATX延長ケーブルから分岐させると、複数で使用した場合、電源を切った状態で高周波音が発生しましたが、
MBに取り付ける方から、延長ケーブルをかまさず直接分岐するとなくなりました。
PCIバスのうち、使用するピンのみ半田づけしてあるので、物理的安定面で不安な場合は、残りのピンも半田付けした方がよいかも。
で、最初に4つ作成し、動作確認もしたのですが、こなせばこなすほどキレイにできますので、あとからまた4つ作ってしまいました。

フルイメージ
木組みは引退して、完成系です。

フルイメージ
バッテリーあり、なしのどちらでも、ASUSのP5GD2 WS ProのオンボードRaid(ICH7R)でOSがインストールできました。
左1820 右ICH7Rです。
SeqRead |
485MB/s |
473MB/s |
SeqWrite |
430MB/s |
448MB/s |
Random Read 512K |
470MB/s |
463MB/s |
Random Write 512K |
420MB/s |
439MB/s |
Random Read 64K |
155MB/s |
136MB/s |
Random Write 64K |
145MB/s |
127MB/s |
といったところです。
i-RAM4枚でのRaidならASUSのP5GD2 WS ProのオンボードRaid(ICH7R)の方が手っ取り早いのですが、
なぜそれをしなかったかといいますと、とても不安定だったからです。
自作のアダプタを使用してからは、FUTAとは逆に、ICH7Rが安定し、1820Aが挙動不審になってしまいました。
また、OSインストールの際は、十分電源をとってやる必要があります。
たとえば、i-RAM4枚をつないで、さらにCDROMをつないでいると、インストールの途中でブルースクリーンになります。
GNDの処理に問題があるのかもしれません。
大き目のチップに「まず貼る一番」を・・

5端子レギュレータ(?)にヒートシンクを取り付けました。

◇改造はあくまでも自己責任でお願いします。
VistaRC1(64bit版)を入れてみたところ、すんなり入りました。
推奨は30GBですが、最低13GB余りあれば入るみたいです。
インストール先はオンボードのICH7Rで、インストール後は15GB中7.5GBがシステムでうまっておりました。
さらに、アプリ用にと40GB程度のRaidを別に組んでいたのですが、そのディスクがシステム管理のもとでページファイル用に
8GB程度使われておりました。(もちろん後から変更可能です。)
また、CrystalBenchのHDDのスコアは、XP64bit版に比べてかなり遅かったです。



アダプタを作ってから、かなり快適です〜。
本当にキビキビしてて、もうどんなHDDにも戻れないかも・・・
電源が入りっぱなしでないので、消費電力面も安心ですし、チップ類も延命できることと思います。
ICH7Rでは、4枚までしかRaidできず、今後はそれがネックになりそうな予感がしますが、当分は大丈夫かとも思っております。
Wallerさん快適環境完成おめです(^^
http://kiti.main.jp/