究極のストレージi-RAM4枚でRAID0の構築・by Wallerさん《06.10.8》

Wallerさんのi-RAM4枚でRAID0を構築されるまでの山あり谷ありの奮闘記です。

010.jpg


9月26日(火) i-RAM
nLiteでOSを軽量化して、ギガバイトのi-RAM 4GBにインストールしてみました。
感想は・・・速いです。モタツキがまったくありません。
もう1枚ほしくなってきました。やばいことになりそうです。
iram-1.jpg

9月29日(金) いってしまいました。
I-RAM3枚注文しました。合計4枚です。

3wareの9550SXにつないでPCI-Xで使用するつもりです。
恥ずかしながら、最近、PCいじりにのめりこんでしまってます。
ここ何年かは封印していたのに、一気にはじけた感じです。ハイ。

9月30日(土) あいたたた!
3ware9550sxってi-RAM認識しないんですねぇ。がっくりです。

10月 1日(日) 2台でRaid0
PCI-Xバスに玄人志向のSATA2RAID-PCIXを挿して、とりあえず2台でRaid0を組みました。
CrystalMarkのHDDで128MBで測定したところ、
SeqRead 240MB
SeqWrite 225MB
Random Read 512K 240MB
Random Write 512K 225MB
Random Read 64K 144MB
Random Write 64K 135MB
でした(平均です)。こんなものでしょうか。
SCSIに比べて容量は小さくなるのですが、音が静かなのがいいですね〜。

Raid0を組まないとすべての数値でインターフェイスであるSATA150の上限150MB/sになります。
そうするとランダムアクセスしか魅力がなくなってしまうんですよね。
またHDDでRaid0を組んでも、台数に比例してのスピードアップはなかなか難しいのですが、
I-Ramはほぼ比例してスピードアップしますので、その辺りは安心かもしれません。

昔SeagateのHDD4台で(型番は忘れました。静音で有名だったような気がします。)
Raid0を組んだにもかかわらず、1台の時となーーーんにも変わらず、
ショックを受けたことがあるので、「比例して伸びる」のは安心です。
でも、実は一番気に入ってるのは、「静か」なところかもしれません。

現在5インチベイにつけられるi-Ram用の金具を作成中です。
ケースが大きいので、ちょうど縦に4枚立たせて、電源も常に供給されるようなものにしようと思っています。

10月 2日(月) またまた壁が・・・
Raid0を組んだHDDにOSが入らない
っす・・・。
インストールの仕上げ中(?)にBlueScreenが。
ハードウェアのエラーらしいのですが、まずいものがあるとすれば、RaidCard自身くらいなのですが・・・。
PCIバス以外からの電源供給は確保していて、あとはOSのインスコのみなんですよね〜。

昨晩は徹夜してしまいましたヨ。今晩もとことんやりまっす。
いやはや、たぶん病気ですね。のめりこむと、ある程度突き詰めてしまうんです。

10月 3日(火) 完成しました!
起動ディスク用にようやく組めました!


001.jpg

003.jpg

005.jpg

まとめると・・・
◇OS起動用にRaidを組むには、i-ram1枚あたり3枚までのメモリしか積めない。
 4枚積むとインストール中のどこかで必ずハングする。
 3枚までだと本当にすんなりインストールできます。

◇Raidとして認識できるPCI-Xカードは限られている。
 Raid0での運用ならHighPointがオススメです。
rr1820pix.jpg

 Promise・・・サポートがしょぼい

 玄人志向SATA2RAID-PCIX
・・・x64で使おうとしたところ、BiosをUpしなければならないことが発覚!
sata2raid-pcix.jpg
    ところが古いカードはFlashMemoryの容量が少なく入らず!
    新しいカードは容量は足りているがFlashUtilityが対応していない!
    起動ディスクとして使わないなら大丈夫です。

 3Ware9550sx・・・認識せず(コイツで認識してほしかった)
3ware9550sx.jpg

◇大陸志向のFUTAというものにマルチゃんをつないで電源確保。
FUTAとはDCT-FUTA1です。結構使い勝手があるものなんですよね。
FUTAを見たとき、こいつしかいないと思いましたよ、ホント。
4つまとめ買いしました。店員さんも「そういう使い方ですか〜」といっておられました。
futa.jpg

 基板裏の一番大きなチップが熱くなるので、スタンバイ電源の確保を検討中。

◇1GB各3枚合計12枚で、OSに認識される容量は11.9GB。
 ただし、RaidCardのBiosでは減っていたりする。
 (3.9GBなら3GBと表示しているのでは?)

肝心のベンチマークですが、OSを入れた状態でCrystalMarkによると
SeqRead 485MB/s
SeqWrite 430MB/s
Random Read 512K 470MB/s
Random Write 512K 420MB/s
Random Read 64K 155MB/s
Random Write 64K 145MB/s
(平均)です。
nLiteでしぼりにしぼったOSを入れたところ、1.28GBなので、多分このままいけるのではないかと思います。
HDDよりも故障の確率は低いようにも思うのですが、i-Ram自身の故障が心配です。

何度か記憶喪失になりながらの完成となりました。

10月 5日(木) とはいえ、
今また少しトラブっています。
今朝、マルチゃんの死亡を確認・・・床が熱で溶けていたり・・・。

で、正面から見て一番左のi-ramが挙動不審なのです。i-ramが原因か、もしかしたらmemoryかもしれません。
Memoryが原因ならこれまでインストール中にストップがかかったのはMemoryのせいで、ひょっとしたら4枚挿しでもいけるのかもしれません。

008.jpg

5inchベイに起動ディスクを置いていたので、それと入れ替わりにi-RAMを押し込もうというのが、最初の発想でした。
そうすると、PCケースを2つにすることもないですし、電源はACアダプターを利用すればいいですし。

さて、どう固定するかですが、前面にファンはつけたいので、カードとカードの間にスキマがなくてはならず、
しかもi-RAMにのめりこんでる間に仕事もたまってきているので、早く作ってしまいたいということで、加工のしやすい木製にしました。
いずれ、時間ができたら、アルミか何かで作り直すつもりなのですが、とりあえず、組んでみました。
下には絶縁性のゴムがつけてあり、4枚のi-RAMを受ける形になっています。

DSC07629.jpg

006.jpg

結局FUTAを装着しているので、5inchベイを4段分使ってしまいます。
安定性の面から、i-RAMのユニットは一番下にするのがいいかと思いますが、今後改良の余地ありですね
残った3段にはFDD(古いデバイスですが、必須ですよね)
DVD-Drive、そして、これが重要なのですが、緊急用の起動ディスクをセットする「出し入れ楽ラック」を入れます。

余談ですが、今日、停電のお知らせなる紙が入っていました。オイオイって感じです。

10月 6日(金) 山あり谷あり。
起動ディスクはi-RAM 3GB*4 でマルチゃん焼死事件後は、
CENTURY の直刺しACを4台使って、それぞれに給電しています。

OSぶっとび対策として、AcronisTrueImage9.0で環境を整えた直後の起動ドライブをバックアップしています。
これは、今に始まったことではなく、以前からしておりました。

何かある度にバッテリーを抜いてリセットしないと次の作業ができなかったのですが、
いっそ抜いてしまえと、ぜーんぶバッテリレスにすると驚くほど安定しました。
不安定な原因はバッテリーだったようです。
バッテリーをはずして元気になったi-RAMたちと、ベンチ結果の写真です。

DSC07627.jpg

DSC07628.jpg

DSC07618.jpg

これなら4GB認識するんじゃないでしょうか。
実験はしばらく後に行いますね。(仕事しないとヤバイ)
i-RAMが逝かない限り、しばらく起動ディスクはこれでいきたいと思います。

DSC07623.jpg

DSC07626.jpg

DSC07621.jpg

それにしても、バッテリーは曲者で、バッテリーレスにしてから、とても安定しています。
それから、ユニットの前にファンをつけました。
超静音にして、常時つけていてもいいかなと思案中です。

10月 8日(日) 実は今日も仕事でして、
今帰宅したのですが、な、なんと1GBメモリ4枚買ってきてしまいましたよ。
メモリをすべて4GBにしましたが、安定して動作しています。
どうやら諸悪の根源はバッテリーだったようです。

合計16GBになって、起動ディスクとしての容量はまずまず。
これでしばらく様子をみます。

システム構成
CPU Intel Core2Duo E6600
MainMemory DDR2 4200 2G*4 total 8GB
RaidCard HighPoint RocketRaid1820 & 3ware 9550SX 8LP
VideoCard QuadroFX4500


OS XP Pro 64bitEditionをnLiteで軽量化
MotherBoad ASUS P5WDG2 WS Professional
Display Dell3007WFP


Power Abee ER2750A

もともと3007WFPにしたのがきっかけで、FireGLX3を変更することになり、
それにともないマザーも変えなければならず、あとはトントン拍子という感じでした。

完成! i-RAM4枚でRAID0の構築につづく


kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/