RZAV02-ATI4《2004.8.24》
RADEONシリーズ用静音大型クーラーの実力は!?


X800XTに採用されているクーラーの騒音はどうにも我慢できないのですが、
マージンぎりぎりのようで、ファンの回転数を落とすわけにもいきません・・
常用するにはナントカしないと・・と思っていたところ、
良さそうなクーラーを見つけたので、直感で衝動買いしました(^^;


ヒートシンクの大きさは桁違い。性能も桁違いか!?
上がZAV02-ATI4、下がオリジナルクーラ)
Image03.jpg

ファンはどちらも7センチ。
Image01.jpg

ベースはどちらも銅製。
ZAV02-ATI4の銅版の周囲にある四角い凸部はメモリとの接触部分です。

Image02.jpg
GPUと共用のクーラーではメモリを暖めてしまうような気がしてなりませんが、
このような設計をするからには効果があるのでしょう・・


ちなみにファンのスペックは、どちらも12V 0.30A。
(左がオリジナルクーラ、
右がZAV02-ATI4
Image04.jpg

この二つのパーツでカードをサンドイッチします。
Image05.jpg

GPUとメモリにグリスを塗って合体。
Image06.jpg

4個のナットで固定します。
Image07.jpg
カード裏面のメモリも、固定版で放熱されるようになってます。

PCに装着。
AGPスロットの内側と外側のスロットを占有します。

Image08.jpg

《性能検証》
ATI-X800デモ(無数の兵士がひた走るヤツ)を実行し、
終了直後から30秒毎のクールダウンを計測します。


WinXP起動5分後(初期温度)

オリジナルクーラ
o-min.gif

ZAV02-ATI4
s-min.gif


ATI-X800デモ終了直後

オリジナルクーラ
o-max.gif

ZAV02-ATI4
s-max.gif

なんと、13度の差があります。これはすごい!

負荷直後から30秒毎のクールダウン
temp.gif
平均で約10度の温度差。期待以上の性能に驚きました。

こうなると、OCマージンの違いも気になってきます。

《OCマージン》
ということで、PowerStripでOCしてみました(^^;


環境

CPU

Prescott 2.4A@3.6GHz(200 x 18)

メモリ

A-DATA PC4000 512MB x 4(CL2)

マザー

ASUS P4C800

電源

ABLCOM SP401-RA 12V(400W)

グラフィック

RADEON X800XT PE
《ドライバ》
wxp-w2k-catalyst-8-02-040515a-015958c.exe


ゴミが出ずに3Dmark03が完走する限界
oc1.gif

oc2.gif

標準クロック

オリジナル限界

ZAV02-ATI4限界

526MHz/1120MHz

536MHz/1140MHz

546MHz/1146MHz

オリジナルクーラ限界との差は10MHz・・まぁこんなところでしょう(^^;
ちなみに、コア540MHzのX850は射程内ですね。


標準クロックと比較したベンチマークスコア

ベンチスコア

標準クロック
526MHz/1120MHz

ZAV02-ATI4
546MHz/1146MHz

UP率

3Dmark03

12820

13131

+2.4%

AquaMark3

57033

57486

+0.8%


ビミョ〜(^^;
静音目的で買ったクーラーですが、ファンの回転数をカードがコントロールしているので、
最大負荷時の騒音は相変わらず気になるレベル・・
オリジナルクーラーに比べて平均10度ものマージンが確保されているので、
ファンの回転数はもっと下げてもイケそうです。



kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/