GeForce2 Ultra《2000.10.22》

GeForce2最速モデルUltraの実力は!?
GTSとの比較CPUクロックによるパフォーマンス差の両面から検証してみます。

・表と裏(100dpiスキャン画像)
・環境
・GTSとの比較
・CPUクロックによるパフォーマンス差
・まとめ


《環境》

共通情報(CPU、ビデオクロックは各テストにて明示)

マザー

EPOX EP-BX6SE

HostBus Fast Data Ready:on
CAS#Latency:2
SDRAM RAS# to CAS# Delay:3
SDRAM RAS# Precharge:2
Leadoff Command Timing:4
DRAM Leadoff Timing:off

メモリ

320MB(128+128+64)

ビデオ

Ultra:CREATIVE GeForce2ULTRA/64MB
GTS:WinFastGeForce2GTS/32MB
ドライバ:
リファレンス6.31
631d3.gif
D3D VSync:Off
OpenGL VSync:Off



《GTSとの比較》


CPU

P3-1G:P3-700@1000(143x7)

GTS

デフォルト:コア200/メモリ333

Ultra

デフォルト:コア250/メモリ450(458?)
ultradf.gif
オーバークロック:コア300/メモリ500


コアは300〜315MHzの間に限界がありそうです。
メモリは500MHz以上にしたとたんクラッシュします。
結構上がるように思いましたが、オーバークロックの効果は、
う〜ん(^^;

●3DMark2000(D3D H・T&L)
vs3d1000.gif

上から、16ビット、32ビット、FSAAの比較です。
GTSとの差は16ビットでほぼ1000、32ビットで2000弱。


予想通り(?)32ビットのパフォーマンスが伸びて、GTSの16ビットに追いつきそうです。
FSAA(16ビット)も32ビットと同傾向でパフォーマンスが上がっています。


オーバークロックの効果は以外と小さいですね。

●SLBENCH(D3D H・T&L)
vssl1000.gif

オーバークロックで40オーバー。
しかし、GTSとの差は約1割です。
ちょっと寂しいですが、このベンチ、ビデオカードよりCPUクロックがモノをいいます。


●TreeMark(OpenGL)
vstree1000.gif

このテストもろにコアクロックに比例してます。
ほとんどの処理がビデオカード側でクローズしてるのでしょう・・
OpenGLでも大量のテクスチャを使うゲームなどでは、SLBENCHなどに似た傾向になります。


●OpenGL Bench(OpenGL)
シリコングラフィックス社の ONYX RealityEngineIIを 100.0 とし、それに対しての割合を出すものです。

vsogl1000.gif

このテストも比較的軽く、ほぼクロック比です。
しかし、不思議なことに、オーバークロックしたUltraでは逆に僅かにダウンしています。
実はこの傾向は、GeForce、GTS、Ultraともに限界近いオーバークロックで発現します。
ハードウエア的に処理が乱れているのでしょう。


●HDBENCH3.22(2D GDI)
vshd1000.gif

2Dのテストでも32ビットのパフォーマンスが伸びています。
ほとんどドライバに左右される2D GDIのベンチが、3DMarkの結果に似てるのは面白いですね。


最速の結果だけ貼り付けておきます(^^

・Ultra300/500/16hdultraoc16.gif
・Ultra300/500/32hdultraoc32.gif


《CPUクロックによるパフォーマンス差》

CPU

P3-1G:P3-700@1000(143x7)
P3-700:P3-700(100x7)
P2-300:P2-300(66x4.5)

Ultra

デフォルト:コア250/メモリ500

GTS

デフォルト:コア200/メモリ333


クロック比の違いによる傾向を見るために、P3-700とオーバークロックのP3-700@1000、
数年前のスタンダード環境の確認用に、P2-300にてテストしました。


●3DMark2000(D3D H・T&L)
cp3d.gif

CPUが高クロックなほど、GTSとUltraの差が開きます。
16ビットでGTSの700と1Gの差は約15%、Ultraは25%です。
GTSは32ビットではそろそろ頭打ちのようです。


P2-300の環境では、GTSでもUltraでも16ビットでも32ビットでも差がありません。
明らかにCPUの限界です。

●SLBENCH(D3D H・T&L)
cpsl.gif

このベンチ、P3-700ではUltraの性能が発揮されないようです。
P3-1Gでようやく差が実感されるレベルです。

●TreeMark(OpenGL)
cptree.gif

このベンチはCPUの影響を受けにくいと言われていますが、
P3&GTSではその通りですが、Ultraでは1Gの効果が若干見られます。
そしてP2-300では一段低い結果となってしまい、Ultraのアドバンテージも見られません。


●OpenGL Bench(OpenGL)
cpogl.gif

きれいにCPUクロック、ビデオクロック順に並びました。
このテスト、純粋にクロック性能が比較できそうですね。


《まとめ》
1GHzのCPUではGTS比16ビットで1割、32ビットで2割ほど高速になります。
ただし、700MHz以下では違いがわからないと思います。


カード自体のオーバークロックはほとんど恩恵がありません。
あえてやるとしたら、ベンチで最速を狙うときくらいでしょうか。
(1GHz以上のクロックでは効果が大きくなるのかも知れません)


CPUの高速化に合わせて、ハイエンドPC向けにタイムリーに出してきたカード、というイメージです。
どこまでCPUの高速化に追従できるか未知数ですが、速くないといやな人(私^^;にはうれしいカードですね。



kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/