GTS リファレンスドライバ 比較(継続更新予定^^;

nVIDIA リファレンスドライバをバージョン毎に FSAA On/Offの両面から3DMark2000で比較。


《環境》

CPU
マザー
VideoCard


AGP
解像度/色数
VSync

600E@800(133x6)
EPOX EP-BX6SE
WinFast GeForce2GTS

コア220/メモリ375
2/3(88.6)
1024x768/16bit
Off


《ドライバ》

Ver5.13
β版

GTSをサポートしたドライバの中では最速

00.7.10

Ver5.30
β版

公開リファレンス5.22より、FSAA使用時のパフォーマンスが数割向上

00.7.10

Ver5.32
β版

5.30で向上した、FSAA使用時のパフォーマンスがまた低下
Game1のミサイルのライティングがくっきりしている印象
ゲームのコントローラのレスポンスは特に良好

00.7.10


3.34〜5.30はこちらGeForceリファレンスドライバ比較 5.30以降はこちらUNK NOWN SITE

《CPU Optimization (3D pipelines)》
下記オプションのうち、D3D Software T&L、D3D HardWare T&L、Intel(r) PentiumIII(r)について
FSAA On/Off両方をテスト。

FSAA Off

D3D Software T&L

x86 CPU Optimiz(全CPU)

D3D HardWare T&L

x86 CPU Optimiz & HardWare T&L(全CPU)

Intel(r) PentiumIII(r)

Intel Pentium III Optimiz(Pentium III only)

3DNow!

AMD 3DNow! Optimiz(K6-2, K6-III or Athlon)

AMD Athlon(tm)

AMD Athlon Optimiz(Athlon only)

FSAA On
プロパティ
2目盛り目

D3D Software T&L

x86 CPU Optimiz(全CPU)

D3D HardWare T&L

x86 CPU Optimiz & HardWare T&L(全CPU)

Intel(r) PentiumIII(r)

Intel Pentium III Optimiz(Pentium III only)

3DNow!

AMD 3DNow! Optimiz(K6-2, K6-III or Athlon)

AMD Athlon(tm)

AMD Athlon Optimiz(Athlon only)


FSAA 2目盛り目の効果はVooDoo5 vs GeForce5.22/5.30 FSAA画質比較をご覧ください

《3DMark Overall Score》
3dmark.gif

このテストは1024x768でのGame1とGame2のスコアに左右されます。

5.13が唯一7000に到達しています。
5.30と5.32は、FSAA Offでは同等、Onでは
5.30が15%ほどハイスコアです。
FSAA On/Offの差はS/T&Lで最も少なく、H/T&Lでは2倍以上に開きます。


《CPU Speed》
cpuspeed.gif

このテストは640x480でのGame1HighとGame2Highのスコアに左右されます。

3DMark Overall Scoreとの明らかな違いは、FSAA On/Offの差が小さいことです。
これは、
640x480程度の解像度であればFSAAで十分実用速度が得られることを意味します。
ここでも5.13が最速です。


《 Game 1 - Helicopter》
game1.gif

3DMark Overall Scoreと同傾向ですが、ややFSAA On/Offの差が大きくなっています。
Game1はFSAAに大きな負荷が掛かることがわかります。

《 Game 2 - Adventure》
game2.gif

3DMark Overall Scoreと同傾向ですが、ややFSAA On/Offの差が小さくなっています
Game1に比べFSAAの負荷が小さいようです。
これは
オブジェクトの数の違いによるものかも知れません。

《 Fill Rate》
fillrate.gif

驚くことに、FSAA On/Offで5倍以上の差があります。
Offではドライバ/最適化の違いが無く、Onでははっきりした違いが見られることから、

FSAAのカギはドライバにありと言えそうです。

《 High Polygon Count》
highpoly.gif

注目はFSAA使用時のSSEの速さです。
FSAA OffのSSEと同等であり、またOffとは逆に、SSEがH/T&Lのスコアを上回っています。


《 Texture Rendering Speed》
texture.gif

FSAA使用時のドライバ差が大きく出ています。
FSAA Offでは
SSEが高スコアをマークし、大量データの取り扱いが得意であることを示しています。

《Bump Mapping》
bumpmap.gif

FSAA使用時のドライバ差が大きいのはTexturと同様ですが、こちらはFSAA Offでは
SSEが最も遅い結果です。
(ただし、一連のリファレンスドライバで
SSEの3Pass/2Passは正しく表示されないので問題があるのカモ)

《総評》
FSAA使用時には非常に大きな負荷が掛かります。
ただし、
640x480程度の解像度でオブジェクトの少ない昔のゲームであれば十分楽しめます
(VF2や電Go2などでは、全く処理落ちはありません)


最速ドライバは5.13です。3DMark2000で最速を狙うならこれしかないでしょう。

FSAAが速いのは5.30です。
5.32ではパフォーマンスが低下しますが、ゲームコントローラのレスポンスはVooDooと同レベルまで
向上しています。
1024x768でストレスなくゲームをするには5.32はお薦めです。


kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/