VS 3DMark2000
SDRAM VS DDR-SGRAM @ 同クロック


もしGeForceProがGeForceと同じクロックだったら!?

《環境》たけさん、データありがとうございます

たけさん

わたし

CPU Coppermine
マザー
メモリ



VideoCard 
コア/メモリ
ドライバ等
解像度/色数
VSync

650@819(126x6.5)
BH6 1.1
128MBx1 2-2-2



GeFocePro
145/DDR200 32MB

コアにαシンク
1024x768/16bit
Off

600E@800(133x6)
P3B-F
128MBx1 2-2-2
ヒュンダイ
TC-10P

GeForce 
145/200 32MB

リファレンス 3.53
1024x768/16bit
Off


ここでは、GeForceProのメモリクロックを落し、GeForceの最速設定と比較します。
DDR-SGRAMは同一クロックのSDRAMと比べて、速いのでしょうか!?遅いのでしょうか!?



《CPU Optimization (3D pipelines)》
下記オプションのうち、GeForceが最速となるIntel(r) PentiumIII(r)について比較します。

D3D Software T&L

x86 CPU Optimiz(全CPU)

D3D HardWare T&L

x86 CPU Optimiz & HardWare T&L(全CPU)

Intel(r) PentiumIII(r)

Intel Pentium III Optimiz(Pentium III only)

3DNow!

AMD 3DNow! Optimiz(K6-2, K6-III or Athlon)

AMD Athlon(tm)

AMD Athlon Optimiz(Athlon only)




3DMark2000の特徴は1・HardWareT&L VS SoftWareT&L VS SSEで書いていますので、
ここでは結果だけを記述します。


《3DMark Overall Score &  CPU Speed》

3D marks/CPU 3D marks

Overall Score

CPU Speed

GeForcePro 145/200

4740

350

GeForce 145/200

5040

349


5ALLCPU.gif

同一クロックでは、GeForceのSDRAMがDRR-SGRAMを上回っています。その差は6%です
この差はそのままDDRのオーバーヘッドと言えるのでしょうか!?
それを確認するためには、
後のテクスチャテストが好適だと思います。

CPU Speedで差が無いのは、コアクロックとCPUクロックがほぼ同じためでしょう。
メモリに左右されない結果を出しています。


《 Game 1 - Helicopter &  Game 2 - Adventure》

FPS

Game 1 - Helicopter

Game 2 - Adventure

GeForcePro 145/200

94.8/65.5/31.6

99.6/64.5/38.9

GeForce 145/200

101.7/70.3/36.0

108.2/64.9/38.9


5GAME.gif

Game1は、ほぼOverall Scoreに準じた結果ですが、Game2はほとんど差が無く、Lowは全く同じスコアになっています。
Game2Highは、極端にポリゴンが多いので、
CPU Speedの結果に近似するものと思われます。


《 Fill Rate》

MTexels/s

Single-Texturing

Multi-Texturing

GeForcePro 145/200

319.8

559.2

GeForce 145/200

349.0

572.4


5FILLRate.gif

ほぼOverall Scoreに準じた結果です。
どちらもSingle-TexturingとMulti-Texturingの差が大きいことから、DDR-SGRAMもSDRAMも特性自体は変わらず、

GeForcePro本来の設定でSingle-Texturingが伸びるのは、純粋にメモリクロックの高さの恩恵であることがわかります。


《 High Polygon Count》

KTriangles/s

1 Light

4 Light

8 Light

GeForcePro 145/200

7125

5716

4644

GeForce 145/200

7137

5755

4625


5HIGHPoly.gif

全く差がありません。
この結果は、このテストがコアクロックとCPUクロックに左右され、
なおかつメモリ性能に余裕があることを、示すものです。


《 Texture Rendering Speed》

FPS

8MB Texture

16MB Texture

32MB Texture

GeForcePro 145/200

261.9

254.1

218.1

GeForce 145/200

291.0

282.5

228.9


5TEXTUR.gif

両者の差は若干Overall Scoreより差が開いています。8MBと16MBでは、その差はきっちり11.1%です。
この領域はビデオカードに搭載される32MBのメモリに収まること、このテストがメモリアクセスに依存することを
考えると、
この差は極めてDDRのオーバーヘッドに近いものと思われます。
つまり、DDRは11.1%のクロックアップでSDRAMに並ぶと言えそうです。



《Bump Mapping》

FPS

3-pass

2-pass

1-pass

GeForcePro 145/200

125.1

169.5

284.5

GeForce 145/200

139.9

192.0

328.6


5EMBOS.gif

両者の差は3-pass、2-pass、1-passと次第に開いていきます。
これは各
プロセス毎のメモリアクセスの頻度によるものと考えられます。
1-passでは、3つの手順をとるためメモリアクセスの影響が大きくなるのでしょう。
1・HardWareT&L VS SoftWareT&L VS SSEご参照)


《総評》

GeForceProのDDR-SGRAMは、同クロックでは、11%ほどSDRAMより遅いことが確認できました。
この差は
Overall Scoreでは6%に当たります。
従って、デフォルト設定でメモリクロック166MHzのGeForceに対し、300MHzのGeForceProは1.8倍のメモリ性能を
持つのではなく、
1.63倍に相当するということが言えます。

しかし、GeForceでProの性能を持つためには、270MHzのクロックが必要であり、実質オーバークロックでは200MHz
程度が限界であることを考えると、
GeForceProにはどうしても追いつけません
そして、GeForceProもまた、オーバークロックが出来るのです・・




3DMark2000に戻る    GeForce256に戻る



kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/