VS 3DMark2000
Coppermine VS Athlon @ HardWareT&L
CoppermineとAthlonの接戦!
《環境》 すてぃんぐれいさん、bunnyさん貴重なデータありがとうございます
コアクロックはCoppermineが6MHz低いですが、メモリクロックが24MHz高いのでおあいこ?? P3B-Fなので、この上は800、この下は672になってしまいます。ホントはCoppermine750でやりたいんですが(^^; GeForecは、コア/メモリを125/200に揃えています。
《CPU Optimization (3D pipelines)》 下記オプションのうち、D3D HardWare T&Lについて比較します。
CoppermineではHardWare T&LよりIntel(r) PentiumIII(r)の方が速いですが、 AthlonではAMD Athlon(tm)よりHardWare T&Lの方が速いようです。 となると、Intel(r) PentiumIII(r) VS AMD Athlon(tm)とすると、Athlon不利となってしまいます。 一般のアプリについてはこのベンチほど最適化が進んでいるものは少数派と思えるので、 D3D HardWare T&L同志の対決が実際的と言えるでしょう。 3DMark2000の特徴は1・HardWareT&L VS SoftWareT&L VS SSEで書いていますので、 ここでは結果だけを記述します。 《3DMark Overall Score & CPU Speed》
結果はCopperminが僅かにリードしています。 差は、同一FSBの744(124x6)の場合、Overall Scoreで1.8%、CPU Speedで2.3%です。 CPU単体の性能差で言えば、クロック比で13〜17MHzほどです。 一方、750(100x7.5)では、差はOverall Scoreで4%、CPU Speedで8%と開いています。 この差はクロック比にすると30〜60MHz相当であり、Athlonシステムにおいても、FSBアップによる クロックアップがパフォーマンスアップにより貢献することがわかります。 《 Game 1 - Helicopter & Game 2 - Adventure》
Overall Scoreのもととなるのは、Game1,2のフレームレートです。 Athlon750(100x7.5)において、Game2では8%ほどCoppermineが上回っています。 Athlon744(124x6)では、Coppermineとの差がぐっと縮まるところから、テクスチャデータの大きいGame2で Athlonがスコアを落す理由は、FSBやチップセットの違いによる、バススピード/効率の影響のようです。 CPU自体の性能はGame1が示す通り、ほぼ互角と見なせるのではないでしょうか。 《 Fill Rate》
これは、全く差がありません。 MAX99の頃から、このテストは純粋にビデオカード内部のパフォーマンスを計測しているようでしたので、 CPUの違いは無関係のようです。 《 High Polygon Count》
これは、HardWare T&Lの性能が出るはずなのですが、1・HardWareT&L VS SoftWareT&L VS SSE のテストで、HardWare T&Lの効果が見られなかったので、良くわかりません。 ソフト演算の比率が極めて高いとすれば、CopperminとAthlonのx87(FPU)速度が互角ということになります。 《 Texture Rendering Speed》
ほぼ互角の結果です。744(124x6)勢が750(100x7.5)に比べ僅かに優勢です。
《Bump Mapping》
これも、ほぼ互角の結果です。 《総評》 Coppermine744(124x6)とAthlon750(100x7.5)の結果が、Athlon744(124x6)に比べ、スコアを落すことから、 FSBの違いによるスコアへの影響は大きいことがわかります。 Athlon750(100x7.5)では、7.5という倍率の高さも性能が伸びない要因かも知れません。 このベンチで、AthlonがCoppermineに対抗するには、FSBアップをクリアする必要がありそうです。 Athlonが、他の多くのシーンでIntelを上回る結果を出しているのを考えると、このベンチでCoppermineが僅かながら Athlonを上回るのは、DirectXとこのベンチのIntel最適化の優秀さを示すものであるのかも知れません。 |