VS 3DMark2000
Coppermine VS Athlon @ HardWareT&L


CoppermineとAthlonの接戦!

《環境》 すてぃんぐれいさんbunnyさん貴重なデータありがとうございます

Coppermine
わたし

Athlon
bunnyさん

Athlon
すてぃんぐれいさん

CPU
VideoCard
解像度/色数
VSync

600E@744(124x6)
GeForce125/200
1024x768
/16bit
Off

600@744(124x6)
GeForce125/200
1024x768
/16bit
Off

600@750(100x7.5)
GeForce125/200
1024x768
/16bit
Off


コアクロックはCoppermineが6MHz低いですが、メモリクロックが24MHz高いのでおあいこ??
P3B-Fなので、この上は800、この下は672になってしまいます。ホントはCoppermine750でやりたいんですが(^^;
GeForecは、
コア/メモリを125/200に揃えています。

99.12.19 bunnyさんの、Turbo_PLL+CTRL使用の744(124x6)データを追加しました。
Coppermineと同じFSB&倍率で、Athlonの結果の変化に注目です。



《CPU Optimization (3D pipelines)》
下記オプションのうち、D3D HardWare T&Lについて比較します。

D3D Software T&L

x86 CPU Optimiz(全CPU)

D3D HardWare T&L

x86 CPU Optimiz & HardWare T&L(全CPU)

Intel(r) PentiumIII(r)

Intel Pentium III Optimiz(Pentium III only)

3DNow!

AMD 3DNow! Optimiz(K6-2, K6-III or Athlon)

AMD Athlon(tm)

AMD Athlon Optimiz(Athlon only)


CoppermineではHardWare T&LよりIntel(r) PentiumIII(r)の方が速いですが、
Athlonでは
AMD Athlon(tm)よりHardWare T&Lの方が速いようです。
となると、Intel(r) PentiumIII(r) VS AMD Athlon(tm)とすると、
Athlon不利となってしまいます。
一般のアプリについてはこのベンチほど最適化が進んでいるものは少数派と思えるので、

D3D HardWare T&L同志の対決が実際的と言えるでしょう。


3DMark2000の特徴は1・HardWareT&L VS SoftWareT&L VS SSEで書いていますので、
ここでは結果だけを記述します。


《3DMark Overall Score &  CPU Speed》

3D marks/CPU 3D marks

Overall Score

CPU Speed

Coppermine600E@744

4468

397

Athlon600@744

4390

388

Athlon600@750

4278

368


2ALLCPU.gif

結果はCopperminが僅かにリードしています。

差は、同一FSBの744(124x6)の場合、Overall Scoreで1.8%、CPU Speedで2.3%です。
CPU単体の性能差で言えば、
クロック比で13〜17MHzほどです。
一方、
750(100x7.5)では、差はOverall Scoreで4%、CPU Speedで8%と開いています。
この差は
クロック比にすると30〜60MHz相当であり、Athlonシステムにおいても、FSBアップによる
クロックアップがパフォーマンスアップにより貢献する
ことがわかります。


《 Game 1 - Helicopter &  Game 2 - Adventure》

FPS

Game 1 - Helicopter

Game 2 - Adventure

Coppermine600E@744

93.7/65.0/31.4

83.6/60.4/38.3

Athlon600@744

93.3/64.8/31.2

81.2/58.4/37.0

Athlon600@750

92.7/63.9/30.6

78.3/55.8/35.1


2GAME.gif

Overall Scoreのもととなるのは、Game1,2のフレームレートです。
Athlon750(
100x7.5)において、Game2では8%ほどCoppermineが上回っています。
Athlon744(
124x6)では、Coppermineとの差がぐっと縮まるところから、テクスチャデータの大きいGame2で
Athlonがスコアを落す理由は、FSBやチップセットの違いによる、バススピード/効率の影響のようです。


CPU自体の性能はGame1が示す通り、ほぼ互角と見なせるのではないでしょうか。


《 Fill Rate》

MTexels/s

Single-Texturing

Multi-Texturing

Coppermine600E@744

345.2

495.5

Athlon600@744

345.3

495.2

Athlon600@750

342.2

498.9


2FILLRate.gif

これは、全く差がありません。
MAX99の頃から、このテストは
純粋にビデオカード内部のパフォーマンスを計測しているようでしたので、
CPUの違いは無関係のようです。


《 High Polygon Count》

KTriangles/s

1 Light

4 Light

8 Light

Coppermine600E@744

4713

3332

1790

Athlon600@744

4709

3337

1793

Athlon600@750

4735

3356

1804


2HIGHPoly.gif

これは、HardWare T&Lの性能が出るはずなのですが、1・HardWareT&L VS SoftWareT&L VS SSE
のテストで、HardWare T&Lの効果が見られなかったので、良くわかりません。
ソフト演算の比率が極めて高いとすれば、CopperminとAthlonのx87(FPU)速度が互角ということになります。



《 Texture Rendering Speed》

FPS

8MB Texture

16MB Texture

32MB Texture

Coppermine600E@744

276.4

258.8

190.3

Athlon600@744

274.4

256.5

192.9

Athlon600@750

271.7

253.0

183.6


2TEXTUR.gif

ほぼ互角の結果です。744(124x6)勢が750(100x7.5)に比べ僅かに優勢です。

99.12.20 bunnyさんのデータがずれていたので訂正



《Bump Mapping》

FPS

3-pass

2-pass

1-pass

Coppermine600E@744

145.8

191.4

319.3

Athlon600@744

145.2

190.8

318.8

Athlon600@750

144.2

189.6

316.3


2EMBOS.gif

これも、ほぼ互角の結果です。


《総評》

Coppermine744(124x6)とAthlon750(100x7.5)の結果が、Athlon744(124x6)に比べ、スコアを落すことから、
FSBの違いによるスコアへの影響は大きいことがわかります。
Athlon750(
100x7.5)では7.5という倍率の高さも性能が伸びない要因かも知れません。
このベンチで、
AthlonがCoppermineに対抗するには、FSBアップをクリアする必要がありそうです。

Athlonが、他の多くのシーンでIntelを上回る結果を出しているのを考えると、このベンチでCoppermineが僅かながら
Athlonを上回るのは、
DirectXとこのベンチのIntel最適化の優秀さを示すものであるのかも知れません。



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