ついに封印は解かれた!!文:水島保男《05.07.23 再開》
金星文字解読の新事実 ついに実用化へ 水島保男氏・外伝版スペシャル
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プロローグ

ジョージ・アダムスキーはその生涯をスペース・ブラザース、シスターズの実在と、かれらがこの地球の文明の進化に手を差し伸べようとしていることに捧げた。そして、そのアダムスキーの真実性を証明するため、ひとりの天才エンジニアが金星からの具体的メッセージの最初の封印を解き放った。彼の名はバシル・バン・デン・バーグ。

1962年、アダムスキーの「金星文字」を解読したと南アフリカのアフリカン・ステム紙に発表、イギリスのフライングソーサー・レビュー誌は、数回に渡ってその特集記事を掲載した。それは「アダムスキーが金星人から渡された象形文字は、金星の宇宙船の設計を伝えている」という衝撃的内容。バーグ氏はその解読に成功し、宇宙船に使われている動力の「モーター」を作ったというのだ。ステム紙に掲載した写真は一枚だけ、見たことも無いような不思議な形状のモーターが、手のひらに乗せて写されていた。

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この発表の後、バーグ氏は世界の科学者をアメリカに集め、その重大極まる発見と発明を科学的に公表するため南アフリカを旅立つ。ところが、その旅行の途中、バーグ氏は忽然と姿を消してしまうのだ。彼の消息を知るものはいない。そして、バーグ氏の発見の核心部分は公表されること無く、歴史の片隅に追いやられた。そして40年の月日が流れた。

封印

金星文字が解読されると宇宙船の設計図になる・・・・というバーグ氏の特集記事は、アダムスキー研究者の間で大きな波紋を投げかけた。当時より円盤の推進原理は研究者の最大の関心事であった。いったいどのように飛行しているのだろう・・・・重力を遮断するのか・・・地球磁場に反応させるのか・・・重力場の形成では・・・・テスラ波では・・・スカラー波では・・・・総称してフリーエネルギーとしてその関心の矛先が向けられた。

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バーグ氏の記事には一切これらのエネルギーについては述べられていなかった。その記事では技術的な内容は一切伏せられていたのだ。多くの研究者が、バーグ氏の発見とフリーエネルギーを結びつけて、その秘密を探ろうと努力した。バーグ氏の発表に対する研究者の関心は、次第に宇宙船の推進原理に向かっていった。未だに未発見の特別な推進エネルギーの話にすり替わっていったのである。バーグ氏がステムに掲載したモーターの写真に「反重力モーター」という名称まで付けられる様になり、特別な理解しがたい物へと押しやられていく。

一方、金星文字は円盤の設計図として解読が試みられ、各象形文字を組み合わせて金星のスカウトシップの各パーツを描いて見せた。ところであのモーターはどうなったのか。その原理や作用はどうなったのか。「バーグのモーターは謎のままです」多くの研究者の回答である。

解読の手がかり

バーグ氏の記事に「与えられた細目のすべては無限であるように思われます。アダムスキーの写真に彼らの意味を含ませることができるとは、この金星人たちは素晴らしい科学者であるにちがいない・・・・・・まもなくモーターを作りました。すべての細目はそこにありました」という表現がインタビューされているが、この表現は、金星文字の解読で無限に思えるほどの情報が伝えられていたこと、そしてその情報の全ては解読によって出来たモーターにあることを述べている。つまり、このモーターを作るための解読作業に、すべての細目の情報が詰まっていたということだ。バーグ氏は金星文字を解読し、そのすべての詳細が詰まったモーターを製作した。

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このモーターから逆を辿り、もつれた糸を解きほぐせば、金星文字の解読経路に行き着くのだ。それを行うため、私の場合は「同じ形のモーター」を作ることから始めた。その試作機のマグネットローターとコイルの写真を見ていただこう。当然、この試作機は形が同じというだけである。この試作段階では、回転する同じ形のモーターを作ること、そしてその作用の様子を十分に観察することを目的としていた。解読の確かな経路を知るための試作である。

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バーグ氏のメモを十分に調べ、モーターとして機能する同じ形を模索した。12個の馬蹄形磁石を並べたマグネットローターを回転させるのには数種の方法がある。それは特に難しいものではなく、直流モーターの原理を当てはめればよい。例えば12個全部が交互にN.S.N.Sと並ぶ場合、2個ずつ同極で一周を6分割する磁区、三個ずつの4分割の磁区、6個ずつの2分割の磁区、全部同じ極性、の5種を想定すればよいことになる。最後の全部同じ極性を除いて、磁石の作る磁区の上にあるコイルの電流方向を切り替えれば、馬蹄形磁石の立派なDCモーターとなる。全部同じ極性の場合、コイルも同じ巻き方向で電流方向の切り替えを行わずにパルス電流を加えれば回転するモーターとなる。

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バーグ氏のメモを確認せよ

「ちょっとまてよ!バーグのモーターにはコイルがあるように見えないぞ!」おっしゃる通り、コイルらしきものは写真から判別するのは難しい。しかしあのモーターにはコイルがあるのである。何故か。バーグ氏のメモにそう書いてあるからだ。バーグ氏のメモは勘違いを避けることができる最も良い情報源である。多くの人が「磁石だけで回るモーター」という「偽永久モーター」のイメージが刷り込まれているだけのこと、そのほか回転は遅いがトルクが強いとか、中心に磁気柱を入れるのだとか、大小の磁石を重ねて磁力線を交差させるのだとか・・・・磁石だけで回転するという刷り込まれたイメージをまず捨てなければならない。

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封印を解く

モーターを回転させる力はコイルが生み出す磁束変化である。モーターは正直で、加えた電力に比例した回転力を持つ。バーグのモーターの形をしたモーターも同じく加えた電力に比例した回転力を持つ。「それじゃー、ただのモーターじゃないか。バーグのモーターは永久機関だと思うし、もっと特別な不思議なモーターなんじゃないかなー?」バーグのメモにあるモーター部品は磁石とコイルだ。磁石とコイルで回転させるには普通のモーター原理以外にない。では何が特別なのだろうか。バーグのメモをあの形になるように組み合わせてお見せしよう。

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このとおり、バーグのモーターは金星文字の紡錘形図に大小の磁石を当てはめたもので出来ている。卍から左右に分けて、大小の磁石を中心にもつ「三角形のような図」を左右に回転させ描くことが出来る。この図では、バーグ氏が記入したコイルが左右に分かれ上下でまた繋がることになる。バーグ氏のメモにはこう書かれている「AのコイルをBのコイルに乗せる、あるいは被せる」そう、このコイルは二重巻き線によって構成されていたのだ。

二重巻き線によるモーター!重なったコイルによるモーター!一次コイルと二次コイルをもつモーター!一次コイルに流した電力を二次コイルに誘導するモーター!一次から二次に誘導した電力を出力するモーター!そう、これはトランスによって回転するモーターなのだ。回転しながら変圧誘導し、回転トルクとは別に出力電力をもつモーターなのである。出力=入力=回転トルク、コギングレス、逆トルクレス、夢のモーターが出現する今までのモーターは電気を消費させ回転力に変換する装置だった。ところがバーグのモーター原理はモーターの回転力に電力を消費させずに回転力を生み出しながら、外部へ出力させるモーターであった。

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バーグ氏はこう言い放った「このモーターだけはまだ発明されていません」そして40年の封印は解き放たれ、特許出願され、実用化への道を歩き始めている。すでに謎は謎ではなく、夢は夢ではなくなったのだ。

金星文字によって解読された夢のモーターは、あの形状でなければならないものではなく、もっとシンプルに如何様にもデザインできるものだった。金星文字が伝えた原理は、部品の形ではなく、重ね合わせの解読原理そのものの電磁気的応用のアイディアに至る道だったのである。「与えられた細目のすべては無限であるように思われます。アダムスキーの写真に彼らの意味を含ませることができるとは、この金星人たちは素晴らしい科学者であるにちがいない」わたしも全く同感である。

金星のシンボル

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アダムスキーはこの図形を金星のシンボルとして伝えている。バシル・バン・デン・バーグはそのシンボルの形のモーターを作った。そのモーターの回転中心位置に相当する、金星文字の中心を私は発見した。金星文字の各象形文字配置を変えることなく、一切手を加えることなく金星文字を回転させ重ね合成すると、アダムスキーの伝えた金星のシンボルを描く。金星のシンボル、それは1952年12月13日に人類に与えられた「金星からのメッセージ」を紐解くための解読の「正確な経路」だったのである。

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「そのとき以来、私は長く象形文字と取り組み、確実な意味をもつように各文字を組み合わせようと、あらゆる方法を試みた。そしてついに正確な゛経路゛を発見することに成功した。それを用いれば象形文字が解読できるのである」バシル・バン・デン・バーグ。

プレスリリース
http://release.nikkei.co.jp/print.cfm?relID=105234

試作商品のムービー(7MB)
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