Water Hazard《00.06.25》「火星の無人探査機が火星に水を発見」というニュースが続々報じられています。火星に水・・それは以前から言われていることでした。しかし、それが今も存在するとなれば大変なことです。今回の報道には、火星の環境が地球に近いことを伝えるという、大きな意義がありそうです。
この写真は一見して奇妙です。バイキングイメージではクレータの底が白く、サーベイヤーイメージでは黒いのです。これを見たとき一瞬反転イメージかと思いました。しかし、NASAはここに水の痕跡を示しています。水はM11-00530の枠内にクレータ壁から染み出しています。しかし・・この写真で最も気になるのは、クレータ底の暗い部分の正体でしょう。バイキングではこれが白く写っています。これが氷結した湖面を捉えたもので、黒いイメージは溶解した湖面を捉えたものと解釈できないでしょうか。