木星の秘密・写されていた地表《99.5.29画像6・動画1》

1979年ボイジャー1号はすばらしく高解像度の写真を見せてくれました。


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水素のガス球を取り巻く雲が克明に捉えられています。

しかし・・あまりにも鮮明で衝撃的なため、様々な疑問を忘れてしまったのも確かです。

そもそも、木星が水素のガス球と言われたのは、1974年のパイオニア探査機のデータからでした。
パイオニア探査機のカメラは解像度の低い結像偏向計であり、一般に公開された写真も、
地上の望遠鏡と大差ないものだったため、表向きには、注目されずに終わってしまいました。


木星は水素のガス球であると言い残して・・


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確かにパイオニアの写真はインパクトに欠けます。
しかし写された写真はこれだけではないのです。



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パイオニアは、明暗境界付近のクローズアップを残していました。
右下に谷のようなくぼみが見られます。
極に近いこのあたりは、雲が晴れていて地表が見られるのかも知れません。



そして、明暗境界にはまだ秘密があります。
ボイジャー1号のクローズアップ。



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クレータのようなくぼみ。
やはり極地方に近く、雲が薄いのかも知れません。
明暗境界付近の画像は、表面の起伏を見る上で非常に重要なのですが、
不思議なことに、ほとんど情報が公開されていません。


木星は本当にガス球なのでしょうか。
ボイジャーの観測で、木星は太陽から受ける二倍の熱を自ら発しているという発見がありました。
これは、ガス球である本体が年間2mmずつ収縮するのに等しいエネルギーと言われます。
つまり木星は誕生以来45億年で9000Km縮んだというわけです。


これは、ありそうな話ですが、これらのくぼみはどう説明されるのでしょうか。
ガス球であると言いながら、説明のつかない起伏も捉えられているのです。



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何人かの科学者は、今も木星が地表を持ち激しく活動していると考えています。

そして、あのシューメーカレビュー彗星の衝突事件。


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多くの学者の予想を遥かに越えた大規模な爆発痕も、地表が存在すれば、
違った解釈が出来るのかも知れません。


衝突の瞬間を見る(1秒・MPEG形式60KB)


kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/