火星の秘密・すり替えられた写真《99.5.10画像8》
マリナー4号からの初めての写真。
当時、火星は地球に似た惑星と考えられていたようです。
そして、これはすり替えられた月面の写真だというのです。
無数のクレータで隠されたもの・・それは地球以外・・
しかし、これが月と言うからには、月にも同じ場所がなくてはいけません。
そして、ここが似ているといわれたクラビウスです。
月の南極付近にあるこの地形は、浅い大クレータ内に小クレータがあり、
確かに似た面もありますが同じものではないようです。
月には1千万個のクレータがあり、特定するのは不可能に思われますが、
じつは、この種のクレータはかなり絞り込むことが可能なのです。
周壁に対し浅く平坦な床面を形成するには、衝突エネルギーでクレータ内部が
マグマの海となり、溶けた岩石で底面が平らにならされることが必要で、それには、
数百Km以上のクレータを生み出す巨大なインパクトが必要となります。
それ以下の月面の小クレータは、殆どすべてが深くえぐれているのです。
しかしその後、火星近傍を通り過ぎた探査機の写真は、全てクレータだらけで、
火星のイメージも、次第に月と似た惑星に変って行きました。
初めて火星を周回する衛星となった、マリナー9号までは・・・
水が流れて形成された網状峡谷・・
大量の水とガスを供給したであろう500Kmの裾野を持つオリンポス山・・
火星を回るマリナー9号によって、それまでのイメージが全てくつがえされ、
生きていた惑星である証拠が現われてきたのです。
しかし、関心事は、「生きていた証拠」ではなく、「生きている証拠」でしょう。
1976年、バイキングは「見慣れた青空」を送ってきました。
やはり火星の環境は地球に近く、今も生きているのでしょうか。
しかしすぐに、異論が出され赤一色の世界に変えられました。
地球とは全く異質の世界であるかのように・・
はじめて火星の地表を写し出した写真もまた、すり替えられていたのです。
その後、この空の色は、1998年のマーズパスファインダーにも引き継がれますが、
NASAの写真を数多く見るうちに、研究担当者ごとに色が違うことに気づきました。
空の色にしても、独自に研究所から出ているもので、サーモンピンクのものは
まず見かけません。それらは、白か、水色なのです。
ピントは甘いですが、水色の空と緑色の岩石が見られます。
これから青を落とし、赤を強調すると公表されている写真と同等になります。
白く明るい空に色彩感溢れる地表、非常に鮮明な写真です。
探査車のわだちは、濡れた土を掘り返したようにも見えます。
マスコミに公表されている写真はどれもピンぼけで赤以外の色を失っているようですが、
このような鮮明な写真が公表されないのが不思議でなりません。
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