検証・UFOの速度《01.07.25》

UFOが写真に捉えられることは極めて稀です。
それは、忽然と現れ、一瞬に視界から消えてしまうためかも知れません・・


では、一体UFOはどのくらいの速度で移動しているのでしょうか?
某TV番組の映像にUFOの移動速度を知る鍵がありました。
それは、ヘリに急速接近するUFOの映像でした。


《場所の特定》

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場所はニューヨーク州とされています。

UFOは左のビルから一部を覗かせています。
まず、このUFOのサイズを求める必要があります。
それには、ビルを特定し大きさを知る必要があります。


ヘリの高度を視野内のビルから見て、
250m〜300mと仮定します。
すると、このビルはそれよりかなり高いことになります。





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ニューヨークで300mを超えるビルは、3棟です。

有名なエンパイアステートビル、クライスラービル、
そしてワールドトレードセンターです。


エンパイアステートビルとクライスラービルは、
クリスマスケーキ型の作りなのと、壁面の見え方が、
違うことで除外されます。


すると、必然的にワールドトレードセンターに、
特定されることになります。















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ワールドトレードセンターは、
110階建て、地上415mで、63m四方の床面を持ちます。


2棟はマンハッタン島の長辺方向には隙間が無く、
短編方向には約30mの間隔を空けて建てられています。


この映像は短辺方向に向かって、対岸の低層ビルを
望むものだと思われます。







《シーン1》

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ビルの背面から、本体の半分を覗かせて滞空するUFO。

ビルの1辺、63mが110Pixelであることから、
この物体のサイズ16Pixelは9mと特定できます。
(見えていない部分を含めると18mです)









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そして、白い影を残して移動します。

画像は1/30秒間隔です。
よく見るとUFOは徐々に加速するのではなく一気に、
一定の速度に達しているのがわかります。


1/30秒で本体(18m)と同じ距離を移動しているので、
秒速はその30倍で540m/s!(時速1944Km!!)


一瞬にこの速度に達するものは地球上では、
高性能ライフルの弾丸ぐらいでしょうか・・




《シーン2》

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ここでは、シーン1で移動したUFOがホバリング状態から
8フレーム間(0.24秒)でヘリに急接近します。


不思議なのはホバリング状態からCに至るまで、
画面には姿が捉えられていないことです。
つまり3フレーム間(黄色部分)は消えてしまうのです!


これは、シャッターを切った瞬間に極高速移動し、
次のシャッター間に速度を緩衝するような動きをしている
ためかも知れません。



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ホバリング状態から消える直前の映像。

サイズは9Pixelです。










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4フレーム目にこの位置に姿を現します。

ホバリングの位置から、52Pixel移動しています。

これは、斜め前方に移動していると思われるので、
移動距離の特定はむずかしいのですが、
単純に52Pixel(本体の5.8倍)を4フレームで移動したと
すれば、最低でも780m/sは出ていることになります。





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次のフレームでは、サイズが14Pixelから54Pixelに
急激に大きくなります。


この増加分を距離に換算して割り出すと、
速度は2083m/sに加速しています。









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次のフレームではヘリの直前まで接近します。

前フレームとのサイズ比(54Pixelから320Pixel)から、
速度は3200m/s(時速11520Km)に達しています。


こんな速度が出せるのは隕石の衝撃実験に使う、
超高速銃しかありません。


時速2400Kmのコンコルドは大気圧が100分の一の
3万5千mの高空でさえ、空気摩擦で機体温度が、
70℃に達します。
1気圧の地上でその5倍の速度を出せば500倍の
空気摩擦で火の玉と化してしまうはずです。

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次のフレームではヘリとの衝突を避けるように、
方向を変える様子がわかります。


この間は、ほぼ本体サイズ分しか移動していません。
方向を変えるために減速しているようです。









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次のフレームではヘリの横をかすめていきます。

やはり移動速度はほぼ本体サイズ分です。

ここで、驚かされるのは、ヘリが全く衝撃波の影響を
受けないことです。
通常の移動方法であれば、空中分解するほどの
衝撃を受けるはずですし、トリック映像であれば、
やはり、衝撃を演出すると思われます。
寺田晴夫氏のご指摘による)




《シーン3》

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ここでは、シーン2でヘリに接近したUFOが方向を変え、
空の彼方へ消えて行きます。


この映像は接近の10フレーム後です。
本体は7Pixelにまで小さくなっています。


面積を持つ本体、水蒸気の尾が印象的です。
サイズだけでは速度の特定は難しいのですが、
0.3秒で約500mほど離れたとすれば1500m/sになります。





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その13フレーム後、本体は1Pixelにまで縮小しています。
加速していることは明らかです。


この時点で距離が7倍の3500mまで上昇したとすると・・
なんと速度は実に7000m/sにも達します。


秒速7Km・・宇宙速度です。
しかも、燃え尽きずに、水蒸気の尾を引きながら・・







《考察》

1・加速度
 この映像のUFOは実に凄まじい加速・減速を行っています。
 シーン1では、一瞬にして540m/sに達します。その加速時間は映像では捉えられないほどで、
 G(加速度)を求めることすら出来ません。


 言えることは、既存の動力で仮にこれを実現できたとしたら、数万トンプレス並の圧力で、
 一瞬にすべてが押しつぶされてしまうと言うことです。
 これを実現し、なおかつ「人」が乗船しようとするならば加速度をフリーにする 「重力制御」が必要でしょう・・


2・空気抵抗
 もうひとつ、どうしてもフリーにしなくてはならないのが空気抵抗です。
 UFOは火の玉になってもよい速度を出しながら、水蒸気(と思われる)現象を見せているだけです。
 これは、UFO周辺の空気がUFOと一緒に移動しながら、大気との間で滑らかな「気体交換」が、
 行われているためかも知れません。
 音も無く、そして衝撃も無く・・



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