VooDoo5《00.06.11》《00.06.12》

もう一つの最速ビデオVooDoo5
SLI動作のデユアルVSA-100プロッセサが生むFSAAの世界とは・・


《環境》

CPU
マザー
VideoCard
ドライバ



AGP
VSync

600E@800(133x6)
EPOX EP-BX6SE

3dfxVooDoo5 5500
4.12.01.0543
WinFastGeForce2GTS(DDR)
リファレンス5.22
2/3(88.6)
Off


VooDoo5 5500:デフォルトのコア166/メモリ166
GeForce2GTS:デフォルトのコア200/メモリ333

《画面のプロパティ》
prop.gif

3dfxColor

API毎にガンマ設定等が可能

3dfxinfo

バージョン情報

3dfxAnti-Aliasing

シングル/デュアル動作、FSAAの2サンプル/4サンプルの選択が可能

3dfxOverclock

クロックアップ及び、API毎にVsyncのOn/Offが可能 アドインツール要

3dfxAdvancedFeatures

API毎に各種設定が可能


プロパティの詳細を見る

《オーバークロック》
3DMark2000が正常に実行できた限界
は、デフォルト166MHzから8MHzアップの174MHzまででした。
実質5%のアドバンテージしかないので、
デフォルトクロックで安定を求める方がメリットがありそうです。
ただし、2Dのみであれば、200MHzでも起動します。


《FSAA・フルシーンアンチエイリシング》
VooDoo5では、ハードウエア・アンチエイリシング機能にて、ソフトの対応無しにジャギーを低減できます。
この機能は、
Off/2サンプル/4サンプルに切り替え可能です。
これによる、パフォーマンスの低下については、後の3DMark2000で検証します。


ここでは、SLBENCH(800x600)でそのグラフィック効果を比較します。
Sl.jpg

Off
slnp.jpg

2サンプル
sl2p.jpg

4サンプル
sl4p.jpg


Off → 2サンプル →4サンプルと、その効果が確認できます。
しかし・・
4サンプルには、実に大きな負荷が掛かるのです。

VooDoo5 vs GeForce5.22/5.30 FSAA画質比較
(320x240 640x480 800x600 1024x768)x off x 2 x 4
ご注意・画像30KBx36枚一気にロードします(^^;

《3DMark2000》
3DMark2000b.JPG

VooDoo5については、デュアル/シングルプロセッサ、FSAA2サンプル/4サンプルについて比較します。

ハードウエアT&L

1024x768 16bit

GeForce2GTS

SSE

1024x768 16bit

GeForce2GTS
VooDoo5 デュアルプロセッサ
VooDoo5 シングルプロセッサ
VooDoo5 FSAA2サンプル
VooDoo5 FSAA4サンプル

ソフトウエアT&L

1024x768 16bit

GeForce2GTS
VooDoo5 デュアルプロセッサ
VooDoo5 シングルプロセッサ
VooDoo5 FSAA2サンプル
VooDoo5 FSAA4サンプル


●3DMark Result
3dmark.gif

S・T&LではVooDoo5とGTSの差は僅差です。
シングルプロセッサでは25%ほどパフォーマンスの低下が見られます。
FSAA2サンプル使用時は、シングルプロセッサとほぼ同等、これは全てのテストについて同傾向でした。
そして、
FSAA4サンプルでは、半分以下のフレームレートになってしまいました。

●CPU Speed
cpu.gif

ここで注目すべきは、FASS使用時にパフォーマンスが変らないことです。このテストは640x480で行われます。
つまり、この機能は
現状では640x480以下のゲームを滑らかに楽しむためのもののようです。
先の
1024x768の3DMark Resultでは著しくパフォーマンスが低下してしまいます。

●Game 1
game1.gif

●Game 2
game2.gif

FSAA4サンプルでは、どちらもLowですら30FPSを割ってしまいます。
1024x768でFSAAを使いたいのであれば、2サンプルがゲームを快適にプレイできる限界でしょう。

●Fill Rate
fill.gif

VooDoo5はシングルテクスチャでこそGTSに迫っていますが、マルチテクスチャでは大きく水を開けられています
3dfxは、多くのシーンでH・T&Lよりフィルレートが重要と言ってきたと思いますが、お株を奪われてしまっています。
(だだし私見ですが、
大抵のゲームではシングルテクスチャのパフォーマンスが問題と思ってます)

●High Polygon Count
poly.gif

●Texture Rendering Speed
tex.gif

GTSの話しになってしまいますが、このテストではSSEがH・T&Lを上回っています。
H・T&Lでは、大量データの処理が苦手のようです。


●Bump Mapping
emb.gif

このテストはGTSの圧勝ですが、VooDoo5のドライバには問題があるようです。
SSEでは2-pass/1-passが立体になりません
また、
S・T&Lでも、1-passが立体になりません

《HDBENCH》《00.06.12》
1024x768 16bit

HD.gif
VooDoo5は、GeForceSDRとGTSのちょうど中間のスコアです。
ぼコア速度に比例した結果です。

《総評》
現実として、VooDoo5は、多くのベンチマークテストでGTSに差を付けられてしまいます。
しかし、
VooDooは伝統的に「ゲームの操作感」が快適で、VooDoo5でもそれは引き継がれています。
たとえば、モトレーサー2を1024x768でプレイした場合、GTSではポリゴン数の変化でかなりコントローラの
タイミングが変るのが分りますが、VooDoo5では、全く変化がありません。

VooDoo5の価値は、やはり「3Dゲーム」でしょう。

以下ひとり言なので、気にしないでくださいね〜(^^;
GTSのドライバはベンチに最適化、VooDoo5はゲームに最適化されているような気になってしまいます。

GTSのドライバ、CPU占有し過ぎカモ!?


kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/