4TYPE-CPU With VooDoo3

オーバー500MHzCPUによる四つ巴のベンチです。


《ルール》

各結果にて、一位は3点二位は2点、その他は1点とし、最終の点数で性能の
順位を決めるという無謀な(笑)企画です。



《環境》

ハードはマザー以外同一です。
但し、Athlonのメモリクロック100MHzに対し、Intel勢は112MHz/133MHzと、
オーバークロック環境のため、Intel勢有利か!?。


Celeron 300A@504
PentiumIII
 450504 SSE
PentiumIII 450600 SSE

マザー:Abit BX6-2
メモリ:128MB(100MHzCL2/CL3)
ビデオ:VooDoo3 3000(ノーマル)
HDD:IBM371010*2(RAID0)
サウンド:SundBlaster16(ISA)


Athlon 500 3DNow!

マザー:MS-6167
メモリ:128MB(100MHzCL2)
ビデオ:VooDoo3 3000(ノーマル)
HDD:IBM371010*2(RAID0)
サウンド:SundBlaster16(ISA)




ゴングっ!!

第一戦

《CPUmark99》

Athlon 500やります!PIII600と同等です!
なんとPIII504は最下位・・
このベンチはメモリアクセス速度が大きく影響するので、128KのL1を持つAthlon有利か。


VSCPU.gif

データ

Celeron 300A@504

41.5

PentiumIII 450504 SSE

39.2

PentiumIII 450600 SSE

47.6

Athlon 500 3DNow!

47.5




第二戦

《FPUwinmark》

このグラフ、何故かゼロスケールになりません(^^;
差が拡大されてますが、ほぼクロックに従った結果です。
またもやPIII504が最下位・・Celeron大健闘です。


VSFPU.gif

データ

Celeron 300A@504

2690

PentiumIII 450504 SSE

2570

PentiumIII 450600 SSE

3080

Athlon 500 3DNow!

2720




第三戦

《3Dmark99Max Part1》

800*600 16bitモードです。

ここではSSEと3DNowの最適化コードを使っているため、Celeronは惜敗。
PIII600に肉迫するAthlon500の速さが光っています。
Rasterizerではほとんど性能差が出ません。ビデオの限界のようです。


VS3DM1.gif

データ

3DMark

Synthetic
CPU

Rasterizer

Celeron 300A@504

4483.96

5084.78

2248.10

PentiumIII 450504 SSE

5075.34

8009.99

2246.57

PentiumIII 450600 SSE

6024.08

9512.64

2256.83

Athlon 500 3DNow!

5411.65

9346.91

2250.39




第四戦

《3Dmark99Max Part2》

800*600 16bitモードです。

Part1とほぼ同様の傾向。
Fill Rateはビデオの限界で差がありません。
(取り上げていませんがマルチテクスチャのFill Rateも差がありません)


VS3DM2.gif

データ

Game 1
Race

Game 2
F-Person

Fill Rate

Celeron 300A@504

43.51

46.26

148.79

PentiumIII 450504 SSE

55.07

47.06

148.47

PentiumIII 450600 SSE

65.39

55.84

148.94

Athlon 500 3DNow!

63.55

47.12

149.20




第五戦

《WIZMARK》

3Dfx社のDirect3D用ベンチマークです。
Athlon500が異常に速いです。一体どうしたことでしょう!?
良く見ると、またもCeleron504、PIII504をかわす。


VSWM.gif

データ

Celeron 300A@504

80995.2

PentiumIII 450504 SSE

78347.6

PentiumIII 450600 SSE

91041.2

Athlon 500 3DNow!

112709.3




第六戦

《SuperPI》

π104万桁の計算時間です。
Athlonの遅さが目立ちます。
メモリアクセスに何らかの問題があるのかも知れません。


Celeron健闘!2着です

Celeron 300A@504

3分36秒

PentiumIII 450504 SSE

3分54秒

PentiumIII 450600 SSE

3分23秒

Athlon 500 3DNow!

4分24秒




第七戦

《HDBENCH CPU》

定番ベンチのVer2.61です。

500MHzクラスの整数演算はほぼ同等。Athlonは浮動小数点が強いことがわかります。
しかしPIII600の圧勝です。


HD-Cpu.gif

データ

整数演算

浮動小数点

Athlon 500 3DNow!

32302

44412

PentiumIII 450600 SSE

38712

48779

PentiumIII 450504 SSE

32379

40802

Celeron 300A@504

32463

40917



第八戦

《HDBENCH HDD》

Celeron504一着。
他は測定誤差程度ですが、Celeron504の速さはそれだけでは無いかも知れません。


HD-Hdd.gif

データ

READ

WRITE

Athlon 500 3DNow!

24673

16075

PentiumIII 450600 SSE

24615

16758

PentiumIII 450504 SSE

25036

17534

Celeron 300A@504

25409

20196




第九戦

《HDBENCH VIDEO》

1024*768 32bitモードです。

ほとんど差がありません。VooDoo3 3000の2D性能はこれが限界のようです。
しかし良く見ると得て不得手がわかります。


HD-Video.gif

データ

矩形

テキスト

スクロール

Athlon 500 3DNow!

55094

7128

33397

326

PentiumIII 450600 SSE

55173

6448

33405

325

PentiumIII 450504 SSE

56050

5342

33326

325

Celeron 300A@504

55031

6308

33255

326




番外その1

《Intel Media Benchmark》

5年ほど前、Intelが32bitコードを多用しP6アーキテクチャーの優位を宣伝
するために作ったベンチです(笑)
Pentium120を100とした倍数で表示されます。
PIII600とCeleron504の結果は取り忘れました(^^;ので、
得点はナシとします。

P6アーキテクチャー宣伝ベンチがAthlonの性能を宣伝しようとは。

VSIMB.gif

データ

OverAll

Video

Imege

3D

Audio

PentiumIII 450504 SSE

696.85

701.41

2179.97

487.88

842.07

Athlon 500 3DNow!

815.98

793.54

2271.85

573.58

1001.25




番外その2

《CorTest》

メモリアクセス速度を測ります。
勝ち負けは判断できないのでとりあえず貼っておきます。


Intel勢では、CeleronのフルスピードL2(64Kの数字)の速さが際立ち、
メインメモリのアクセスも得意なのがわかります。
もっともこの帯域(64Kの数字)をL1でカバーするAthlonには及びませんが。


Athlon 500 3DNow!
A5-CORS.gif

PentiumIII 450600 SSE
P36-CORS.gif

PentiumIII 450504 SSE
P35-CORS.gif

Celeron 300A@504
C5-CORS.gif




《結果発表》


優勝

PentiumIII 450600 SSE

44点

準優勝

Athlon 500 3DNow!

37点

三位

Celeron 300A@504

26点

四位

PentiumIII 450504 SSE

22点


やはりPIII600強し!
500MHzクラスではAthlonが強いですが、Celeronの健闘も光りました。
フルスピードL2の威力か、PIII504をかわして三位です。
こうなると、フルスピードL2となるカッパーマインも期待大!ですね。



kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/