Pentium4
検証SSE2パワー
《2001.2.24》

SSE2に対応したMPEGエンコードソフト TMPGencβ12c 果たしてPentiun4は、
桁違いのパワーを見せるか!?


《環境》

Pentium3の1G(OCです^^;とPentium4の1.5Gと1G(P3と同クロック)を比較します。

Pentiun4

Pentium3

Pentium4-ES@1500(100x15)
Pentium4-ES@1000(100x10)
ASUA P4T
IBM DTLA307075


Memory 256MB 2CH RDRAM

Pentium3-700@1000(143x7)

EPOX EP-BX6SE
IBM DTLA307075
Promis ULTRA100
Memory 256MB SDRAM CL2


《ソフト》

MPEGエンコードソフト TMPGencβ12c 使用。
normal(エクステンション使用せず)、MMX、MMX2、SSE、SSE2の各設定をテスト。


settei.gif


《テスト1・大きいファイルのエンコード》

ビデオクリップ1

320x240(44KHz/stereo)
4分52秒(1GB無圧縮)


 →320x240(44KHz/stereo)
  MPEG1圧縮

4m52s1gb.jpg


4m52s1gb.gif

グラフは短いほど高速です。
Pentium4-SSE2には、参考でPentium3-SSEを比較に載せています。


MMXで劇的にパフォーマンスが上がりますが、MMX2、SSE、SSE2とパフォーマンスの伸びが緩くなっています。
Pentium4-1.5G SSE2はPentium3-1G SSEの1.3倍のパフォーマンスを示しました。
SSE2はSSEに対して僅か4.5%のアドバンテージです(^^;


このテストは1GBのクリップを使ったため、もしかするとHDDネックかも知れません。
次に、33MBの小さいクリップ&サイズ変換で、CPU負荷を増やしたテストを行いました。



《テスト2・小さいファイルのエンコード》

ビデオクリップ2

320x240(44KHz/stereo)
10秒(33MB無圧縮)


 →640x480(44KHz/stereo)
  MPEG1圧縮

10s33mb.jpg


10s33mb.gif

テスト1と同傾向ですが、明らかに違うのはPentium3-1GがPentium4-1.5Gに肉薄している点です。
小さいクリップではPentium4の太いバスが効果を発揮しきれないのかも知れません。




《感想》

SSEに対し僅か(?)4.5%のアドバンテージ。
期待と現実のギャップにとまどいを憶える結果でした(^^;


いち早くSSE2に対応してくださったTMPGenc作者の堀さんに感謝です。


kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/