GeForce2 GTS《00.05.13》
New Giga Texel Shading Architecture

第2世代のH・T&L、ギガテクセルの実力を検証!果たして進化は!?


《環境》

CPU
マザー
VideoCard


ドライバ
AGP
VSync

600E@800(133x6)
EPOX EP-BX6SE

WinFastGeForce2GTS(DDR)
3DBlasterGeForce(SDR)
リファレンス5.16
2/3(88.6)
Off


測定は、GeForce(SDR)がデフォルトのコア120/メモリ166と、OC上限の141/200、GeForce2(DDR)が、
ダウンクロックの141/200(GeForceと比較用)とデフォルトの
200/333とOC上限の225/375にて行っています。

《3DMark2000》
3DMark2000b.JPG

ハードウエアT&L、1024x768 16bit

●3DMark Result
3dm2kall.gif

●CPU Speed
3dm2kcpu.gif

GTSはSDR比3DMark Resultで4割、CPU Speedで2割スコアがアップしています。
これは、GTSが
データ量の多いシーンで高いパフォーマンスを発揮すると解釈できます。

また、141/200の同クロックでは、GTSが若干スコアを落しています。
これは不連続データの取り扱いでオーバーヘッドの大きいDDR-SDRAMの特性でしょう。
GTSはFPUも改善されているとのことですが、このデータからそのメリットは読み取れません。


●Game 1
3dm2kgame1.gif

●Game 2
3dm2kgame2gif.gif

Gameで興味深いのは、GTSの141/200のスコアです。
Game1と2で全く違う結果を見せており、Game2ではSDRのスコアを上回っています。
これは、
Game2のLowはテクスチャ、ポリゴンとも多いことと関係があるかも知れません。


●Fill Rate
3dm2kfill.gif

GTSの面目躍如です。まさにギガテクセルの結果が出ています。
SingleでSDRの約2倍、Multiで2.5倍です!
この性能が既存のゲームに活かせられればプレイ感が大幅に向上することでしょう。



●High Polygon Count
3dm2kpory.gif

ここでもGTSの141/200がSDRを上回っています。
ポリゴン数、ライト数の多いアプリでは、
GTSの改善されたFPUのメリットが見られるようです。


●Texture Rendering Speed
3dm2ktex.gif

●Bump Mapping
3dm2kbump.gif

このテストもFillRate同様、GTSが大きくスコアを伸ばしています。


《SLBENCH》
Sl.jpg

ハードウエアT&L、800x600 16bit

●Total Frames
SLframe.gif

●FPS(Average/Fastest)
SLfps.gif

このテストの傾向は3DMark Resultによく似ていて、GTSはSDR比約4割のスコア向上が見られます。

《HDBENCH 2.06》

1024x768 16bit

●グラフィック
Hdbench.gif

円以外は、かなり忠実にクロック比分の性能向上があるようです。
DDRはランダムアクセスに弱いが、GDIベンチには強いという説もありますが、
141/200の結果を見る限り、
GDIベンチでもSDR比スコアを落しています。

円が伸びないのはドライバの作りの問題でしょうか・・

《総評》
GeForce2GTS(DDR)は、ゲームシーンでGeForce256(SDR)比約1.4倍のパフォーマンスがあるようです。
また、
FillRateでは、正真正銘ギガテクセルのスコアを叩いています。
SDRを持っていてDDRを我慢していた人(わたし^^;には満足な結果でした。


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