VS 3DMark2000
GeForceDDR@Athlon
 AGP*1 VS AGP*2

Athlon & GeForce256-DDRにて、AGP倍率の違いによる3DMark2000のスコアへの影響を比較。
yotaさん、データ&レジストリ情報提供ありがとうございます(^^



《レジストリによるAGP倍率変更方法》

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\NVIDIA Corporation\Global\System
EnableIrongate2x    
:AGP倍率
EnableIrongateSBA   :SideBand

この2行を=0(無効) と=1(有効)に切り替える




《環境》

CPU
マザー
VideoCard
ドライバ
解像度/色数

Athlon500@105*7.5(787.5MHz L2 2/5)
ASUS K7M Rev1.03 C4
ASUS-AGP-V6800 core150 mem350

リファレンス 376
1024x768 16bit


最速設定:AGP 2倍 &SideBand Onと、
最遅設定:AGP 1倍 &SideBand Offを比較します。

SideBandのスコアへの影響はほとんど無いため、実質AGP倍率によるスコアの違いを見ることになります。


《CPU Optimization (3D pipelines)》
下記オプションのうち、
D3D HardWare T&Lにて比較。

D3D Software T&L

x86 CPU Optimiz(全CPU)

D3D HardWare T&L

x86 CPU Optimiz & HardWare T&L(全CPU)

Intel(r) PentiumIII(r)

Intel Pentium III Optimiz(Pentium III only)

3DNow!

AMD 3DNow! Optimiz(K6-2, K6-III or Athlon)

AMD Athlon(tm)

AMD Athlon Optimiz(Athlon only)


3DMark2000の特徴は1・HardWareT&L VS SoftWareT&L VS SSEで書いていますので、
ここでは結果だけを記述します。




《3DMark Overall Score》
Agpall.gif

1倍と2倍の差は4%(1倍:4784、2倍:5023)ですが、明らかに2倍の方がハイスコアです。
この理由はGameのスコアで明らかになります・・



《CPU Speed》
AgpCpu.gif

640x480 16bitで行われるこのテストでは、AGP2倍の恩恵は無いようです。
むしろ1倍の方が高速ですが、
低負荷時のAGP2倍には何かネックがあるのでしょうか。


《Game1-Helicopter》
Agpgame1.gif

なんと、1倍が速い結果です。
Game1は、ポリゴンが多く、ライティングが少なく、テクスチャが小さいという特徴があります。

AGP1倍のバンド幅で間に合う場合は、2倍より1倍が速いのかも知れません。


《Game2-Adventure》
Agpgame2.gif

ここでは、明らかにAGP2倍が速い結果です。
Game2はGame1とは逆に、ポリゴンが少なく、ライティングが多く、テクスチャが大きいのが特徴です。
しかし、Lowのスコアに大きく差があり、これに限って言えば、Game1との差はテクスチャサイズだけです。
やはり、テクスチャの影響でしょうか?・・しかし、後のテクスチャテストでは全く差が無いのです。


AGP倍率の違いは単純要素だけでは、説明ができそうもありません


《Fill Rate》
Agpfill.gif

僅かにAGP2倍が勝っています。


《High Polygon Count》
Agphigpory.gif

一番軽いライティング1の結果に2倍の差があります
良く見ると、どちらも4Lighteと8lighteには2倍の違いがあることがわかります。
このテストは、どうやら
AGP負荷が高く、1LighteはAGPの転送ネックになってるようなのです。

すると、本来1Lighteは、4Lighteの4倍のスコアになるのかも知れません。
それを証明する為には、AGP4倍の結果が必要です・・



《Texture Rendering Speed》
Agptex.gif

このテストは「テクスチャの転送速度はAGPの速度に依存する」という考えと全く違う結果です。
なんと、僅かですが32MBではAGP1倍が勝っています。
これは、
3DMark2000のテクスチャテストが、AGP1倍のバンド幅を超えない範囲で行われていることを示すものです。


《Bump Mapping》
Agpenboss.gif

このテストも差がありません。
AGP速度の影響を受けないようです。



《総評》

AGP2倍は、Game2のスコアをブーストすることがわかりました。
その違いはかなり大きく、複雑な要素を考慮すると
AGP4倍でさらにブーストされるかも知れません

しかし、High Polygon Countの1Lighteにおいては2倍もの差がありました。
このテストはGame2より、条件的には単純であると思われることと、4Lighteに対してまだ2倍のスコアであることを考慮すると、

AGP4倍では、確実にスコアがアップしそうです。


3DMark2000に戻る    GeForce256に戻る



kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/