CoppermineはMASKにご注意

いよいよCoppermineのお目見えです(^^

さて、データシートによると電圧は1.65Vです。
今までの、2.0Vコアの要領では、MASKで電圧をコントロールすることは出来ません。
下のVID一覧でわかる通り、従来の2.0VコアはVID0のみHIGH(すでにMASK状態)なので、
コンマ5Vの設定が自由にならない以外は非常に自由度の高い設定でした。


しかし、Coppermineの1.65VはVID3がHIGH(すでにMASK状態)になっています。
このため、MASKでは
VID3がHIGHの設定(青文字)しか選べません。
これでは、クロックアップで一番オイシイ1.70V以降の設定が出来ません(TT


実用的な昇圧には改造か、電圧変更可能なマザーを使う必要があります。
改造の方法は、0にあたるラインにチップ抵抗があるので、それを移動します。
たとえば、1.70Vにしたければ、B120のライン上の抵抗をB119に移動してA119とA120を
マスクすればOKです。
(改造で保証が効かなくなったり、壊れても責任は持てません^^;

しかし、わたしの600Eは1.65Vで800MHzOKですが、1.70Vにしても810MHzが限界です。
コア電圧アップの効果はあまり感じられないので、あまりニーズもないかもしれません。
1.90V以上にすると、壊れる可能性大です!


  VID一覧

A121

B119

A119

A120

B120

<端子

VID4

VID3

VID2

VID1

VID0

Output

0

1

1

1

1

1.30V

0

1

1

1

0

1.35V

0

1

1

0

1

1.40V

0

1

1

0

0

1.45V

0

1

0

1

1

1.50V

0

1

0

1

0

1.55V

0

1

0

0

1

1.60V

0

1

0

0

0

1.65V

0

0

1

1

1

1.70V

0

0

1

1

0

1.75V

0

0

1

0

1

1.80V

0

0

1

0

0

1.85V

0

0

0

1

1

1.90V

0

0

0

1

0

1.95V

0

0

0

0

1

2.00V

0

0

0

0

0

2.05V

1

1

1

1

1

No CPU

1

1

1

1

0

2.10V

1

1

1

0

1

2.20V

1

1

1

0

0

2.30V

1

1

0

1

1

2.40V

1

1

0

1

0

2.50V

1

1

0

0

1

2.60V

1

1

0

0

0

2.70V

1

0

1

1

1

2.80V

1

0

1

1

0

2.90V

1

0

1

0

1

3.00V

1

0

1

0

0

3.10V

1

0

0

1

1

3.20V

1

0

0

1

0

3.30V

1

0

0

0

1

3.40V

1

0

0

0

0

3.50V



kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/