Pentium4
NorthWood OC
《01.12.30》

ウチの石は定格電圧&付属クーラで15%のマージンを持っていました。
そして、昇圧によるコアなOCではどこまで伸びるのか・・


《ロット情報》
lot.jpg


《OCとコア温度変化》

環境

マザー

ASUS P4T-E i850 BIOS(1005ベータ3)

メモリ

RDRAM 512MB(128MBx4)

ビデオ

GeForece3 デフォルトクロック(コア200メモリ460)

ビデオドライバ

Det23.11 DirectX8.1

OS

Windows me



空冷で後述のベンチマークテストが完走したクロック

コアクロック
WCPUID読み

メモリクロック

コア電圧

SuperPI208万桁実行中の温度変化
初期値〜最大値(室温20℃ケース開放)

2209.75MHz
(100x22)定格

400MHz
(100x4)定格

1.5V
定格

44℃〜51℃・付属クーラ
temp22.gif

2529.85MHz
(115x22)

460MHz
(115x4)

1.5V
定格

45℃〜52℃・付属クーラ
temp253.gif

2939.98MHz
(133x22)

399MHz
(133x3)

1.825V

50℃〜61℃・付属クーラ+DELTAファン
temp294.gif



空冷、約3GHzでアプリケーションが動作してしまいました(^^;
2939.98MHzでは付属クーラでは能力不足のため、高速DELTAファンを追加しています。
これによりコア温度は5度ほど低下しました。


oc.jpg


2939.98MHzではメモリが532MHz(133x4)で付いて来ないので、399MHz(133x3)としています。
このためメモリの影響が大きい処理では、2529.85MHz(460MHz)との差はクロック比より小さくなってます。


上ApacerはMAX460MHz(115x4)、下SUMSONGはMAX472MHz(118x4)・・

rdram.jpg


《ベンチマーク》
スコアが大きいほど高速です。


1・HDBENCH3.3 CPU
このテストはコアクロックに比例した結果です。

hdbench.gif


2・Sandra2001te CPU
このテストもコアクロックに比例した結果です。

sandra.gif


3・N-BENCH1.2
3Dメインのベンチですが、解像度が低いためかコアクロックの違いが効いています。

nbench.gif


4・3DMark2001
CPUよりビデオカードの性能にやメモリ帯域に依存する傾向があるため、
クロックアップによる伸びはかなり圧縮されています。

3dm2k.gif


5・番外
何とZD BenchmarkのCPUMark99とFPUWinmarkが測定不能でした。
2GHz超えるCPUはダメみたいですね・・(^^;

Image1.gif


《アプリケーションテスト》
アプリケーションによるテストのため、処理時間が短いほど高速です。


1・SuperPI 104万桁
2.94GHzが頭打ちなのは、メモリクロックがx3のためでしょう。

superpi.gif


2・TMPGEnc 
4分52秒(292秒)1GBのAVIファイルをMPEG1に変換する時間を計測。
1.5GHz以外は実時間以内で処理されています。
先ず気づくのは1.5Gと2.2Gの差がクロック比以上に大きいことです。
これはNorthWoodになってL2が倍増した効果なのでしょう。

tmpenc.gif


3・Shade にゅるベンチ
Shadeによるレンダリング速度比較。
ビデオエンコード同様、NorthWoodが圧倒的に速い結果です。

nyuru.gif


3DMark2001以外のベンチマークでは、ほぼクロックに比例した結果になっています。
アプリケーションではNorthWoodのパフォーマンスが際立ってます。


メモリクロックの低い2.94はアプリケーションソフトでやや伸び悩んでいますが、
仮にシステムバス400MHzベースのPen4-3GHzがリリースされるとすれば、
ほぼ同等のパフォーマンスになるはずです。


NorthWoodは体感的にもWillametteよりワンクラス上の感じです(^^

ウチではオーバークロックで動作しましたが、保障はできません。
実験する場合は自己責任でお願いしますね〜



kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/