Pentium4
Pen4-1.7G ベンチマーク
《01.5.5》

Pntium4-1.7GHzは1.5GHzに対しクロック分のパフォーマンス向上があるのか!?
オーバークロックとGeForce3に垣間見る明日の性能。


《テスト環境》

環境

ASUA P4T
2CH RDRAM 256MB(128MBx2)
GeForce3 200/460(デフォルト)


Windows me
DirectX8.0
nVIDIAリファレンスベータ12.00
Vsync:off


Pentium4

倍率

FSB/メモリ

1.5GHz

15倍

100/400

1.7GHz

17倍

100/400

1.95GHz (OC)

17倍

115/460


オーバークロックは2GHzでテストしたかったのですが、
付属ファンの強化だけでは3DMark2001が完走せず・・
全ベンチが安定して通った1.95GHzを採用しました。


ウチではオーバークロックで動作しましたが、保障はできません。
実験する場合は自己責任でお願いしますね〜


《CPUテスト》

ZD Benchmarks

ここでは、メモリ性能の影響が大きいCPUMark99と、
メモリの影響の少ないFPU Winmarkをテストします。

zdbp4.gif

わずかですがベンチの特徴が出ています。
CPUMark99(上)では、FSBが同じ1.5Gと1.7Gの差が、FSBアップの1.95Gより小さく、
コアクロックの向上だけでは効率よく性能が上がらないことを示しています。


FPU Winmark(下)ではクロックに比例した結果となっています。

・Sandra

CPUそのものの性能が出やすいベンチです。
x86整数演算(上)、x87浮動小数点演算(中)、SSE2浮動小数点演算(下)

sandp4.gif

このテストは完全にクロックに比例しています。


《アプリケーションテスト》

・TMPGEnc(MPEGエンコーダ)

SSE2を使用し、4分54秒=294秒(320x240x1GB)のMPEG1圧縮にかかる時間を測定。
tmpep4.gif

バーの短い方が高速です。クロックに比例した結果になっています。
1.5GHzが295秒でほぼ実時間、1.7G以上は実時間以下でエンコード可能でした。


・SuperPI

FPU性能とメモリ性能が大きく影響するソフトです。
ちなみにPentium4では遅いとの評判(^^;

spip4.gif

バーの短い方が高速です。
TMPGEncと同様クロックに比例した結果になっていますが、
よく見るとクロック差はより大きく結果に反映されるようです。
やっぱり遅いですねー(^^;



《3Dテスト》

・3DMark2001

最新・最重のD3Dベンチを2通りの解像度でテスト。
2001p4.gif

CPUのクロック差は反映されますが、解像度が高いほど高クロックの恩恵が微小です。
1024x768(上)では、3GHzになっても7000に届かないでしょう。


1.95GHzでGeForce3のコアクロックを50MHz以上アップすると7000に手が届きます。
3Dのスコアはほとんどビデオカードが握っているようです。


・3DMark2000

3Dビデオカード評価のスタンダード(?)を2通りの解像度でテスト。
2000p4.gif

16ビットでテストしているため、2001よりはCPUのクロック差が大きく反映されています。

・VULPINE GLmark(ダウンロードはこちら57MB^^;

ドイツ製OpenGLの激重ベンチを2通りの解像度でテスト。
GeForce3機能使用(2〜3%ほど遅くなります)

vglp4.gif

3DMark2001とそっくりな傾向です。ほとんど同じ重さのようです。


《総評》

2GHz辺りではまだまだクロックとリニアに性能が伸びそうです。
CPUMark99のアルゴリズムに近いメモリ速度が重要なアプリを使う場合は、
FSBをアップしないと追従できませんが、MPEGエンコードを見る限り、
QDR400MHzバスはまだまだ余裕がありそうです。


3Dのスコアアップは、やはりビデオカードのアップグレードが近道ですね。


kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/