OCマージン/デフォルト電圧変更《2001.07.22》

0.13μプロセスルール&銅配線のTualatin。
クロックマージンが大変気になるところです(^^;


《クロックマージン》

−ロット−
botom.jpg

−環境−

マザー:Gigabyte GA−60XET
メモリ:128MB(PC166)
クーラー:KANIE・Hedgehog-238M(5400prm)


octest.jpg


−オーバークロックマージン−

コアクロック

FSB

コア電圧

状態

寸評

1411MHz

166MHz

1.600V

全ベンチ完走

いけそうな感じです

1504MHz

177MHz

1.825V

全ベンチ完走

めいっぱいです

1530MHz

180MHz

1.825V

Winme起動

おしい

1570MHz

185MHz

1.825V

BIOS起動

1600見れなかった〜


−注意−

オーバークロックは動かなくて普通ですし、
あらゆるパーツが壊れる可能性があります。
実験は自己責任でお願いしますね(^^


《VID変更》
コア電圧を変更できないマザーを使っている場合に、
デフォルトのコア電圧(1.45V)を簡単に変更する方法を紹介します。


−VID−
デフォルトの1.45Vでは、VID3とVID4が絶縁状態(High)であることわかります。
これをグランド(Low)に落とすことで、VIDの設定を変えることができます。


その組み合わせは、下記黄色マークの通りです。
vid.gif

−ピンアサイン−

CPUピン側の図の右上に、VIDのピンがあります。
pin.gif

short.gif

ここではすでにグランドに落ちているVID25mをグランドピンとします。
図のようにショートさせることで、所定のVID設定が可能です。


ただし、実質使えるのは1.65Vのみです。

FC-PGA以降のソケット370のみをサポートするマザーでは1.85Vと2.05Vは生成できません。
※現状、Tualatin対応マザーで生成できるものはありません。


ショートには半田はいりません。
コードの芯線をくるくるっと巻きつければOKです。

Vid1.jpg

−危険−

万一別のピンをショートさせるとCPUやマザーが燃えてしまいます
実験は自己責任でお願いしますね(^^


1.26GHzモデルでは、空冷1600MHzでの動作報告があります(^^;;


kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/