アブダクションと臨死体験《2016.09.10》
シッチーさんの投稿です。
ムー8月号に掲載されていた
「アブダクション」の記事を読んで考えました。
米国で「アブダクション」をされた人数は、
何事にもオーバーで騒ぎ立てて目立てば
自分に有利になると信じる米国人気質を別にしても
少なくとも10万人は存在するそうですね。
まぁ単なる思い込みや嘘つきが9割だとしても、
残りが1万人以上。
人口が日本の約2倍としても我が国に置き換えれば
5千人以上ということでしょうか?
これが世界中で発生しているならば
もう人間の情報は十分に集まったでしょう。
エイリアンのハイブリッドを造るためだとか
「Xファイル」の題材のようなことをするのであれば
他にもっとスマートな方法があるでしょう。

何種類の宇宙人がアブダクションに手を染めているのかは
知りませんが、この「誘拐」チームはとても忙しいことになります。
何が言いたいかというと、
これをアブダクションされた人達の妄想とか
嘘だとか言うつもりはないのです。
ただ人間の脳のある領域に、
前もって蓄積された 「他人の経験談」や
「映画・ドラマなどの情報」が 存在して、
ある日、何か日常的でない状態に
陥った時に 脳にフィードバックされあたかも
実際に経験したような処理がなされるのでは?
そう思うのです。
この人達にとっては、嘘つきでない限り、嘘発見器に
かけられても「事実」になります。
ただ世界中にあるような「浦島太郎」的な伝説や
言い伝えがある以上、これを完全に否定することは
とても「愚か」であるとも考えます。
純粋な宇宙人かどうかは別ですが。
@そこでこの現象はいわゆる「臨死体験」との共通部分が
多いことに思い至りました。
「臨死体験」については長い研究の成果として、
脳の働きによる現象だとして「科学的」に
解明されていてかなりの部分が
説明されようとしています。
キモは同じパターンの経験談が多いことです。
つまり「アブダクション」されたといわれる
「経験」とは共通点があるということです。
@「臨死体験」の元になる「生き返り」「蘇り」という現象について。
この「生き返り」ですが、基本的に事件や事故で
大けがを負い「失血死」したような人には
見当たらないように思うのですがいかがでしょうか?
その場合に死んで「怨霊」になるとか「恨み」幽霊化する
ということは否定しませんが、とにかく
完璧に死んでいます。「生き返り」はありません。
なぜ?
人間の脳は、その体が「死に際して」は
「非常事態」の 対応をすると研究されています。
また自己保存(脳自身の)のためには「幻覚」を
見せるし嘘もつく」。
無意識には「自傷行為」だって行わせる。
「脳」が自分の生存存続のためには自分の体を
「仮死状態」のレベルまでバイタルを低下させて
一種の「冬眠」を誘導させることが知られています。
その冬眠誘導の度が過ぎれば、周りの人に「死んだ」と
思わせる状態もあると思います。
また「脳」は死に際してエンドルフィンのような
脳内麻薬を放出して
苦痛や恐怖を緩和しようとします。
これらは脳を傷つける要因だからです。

脳内麻薬の働きで人は「幻覚」「幻聴」を
誘導されますが、 その時には五感からの
情報は脳内エネルギーの消費を 抑える
ためにシャットアウトされるかもしれません。
脳の働きが電気的なものであるならば、
中枢部分は常に流動的に活動を続ける必要が
あるとも考えます。
電子素子のダイナミック・メモリのようでしょうか。
ならば古い記憶は随分と整理コンパクト化された
スタティック・メモリかもしれません。
これは「脳科学」の研究の分野ですし、
私には知識がありません。
@「臨死体験」は医師や看護師の立ち合いがある中で
発生するのが多いでしょうが、
というよりそういう環境でなければ
ほとんどはそのまま帰らない人になります。
すでにその状態では「脳」の「非常事態」は発動され
脳内麻薬が放出されていることでしょう。
「生き返り」コースの場合であれば重度の
「冬眠状態」へと移行するのではないかと。
そして何かの条件や刺激によって「脳」が
リブートされれば見事に復活するわけです。
知りたいことのひとつは、「臨死体験」の話で
自分の体を見下ろすという記述が多いよう
ですが「何で?」、死者の国は天国⇒上の方だから?
死者の国が地下にあると考える宗教では
どうなんでしょうねぇ? 知りたい!
どんどん体が下に沈みこんでいくのでしょうか?
@「アブダクション」体験の場合、
実はその人は何らかの原因で
「仮死状態」あるいは「冬眠」に
誘導されたと考えてみたのです。
もちろん自分の「脳」によって。
基本的に「ひとり」でいる場合が多いことです。
この時に「仮死状態」になってしまい
そしてどこかに情報として記憶された
「アブダクション」像が起動される。
だから経験談が酷似している。
脳はその辻褄をあわせるために
無意識に自傷行為まで行ってしまう。

モルダーに怒られそうですが、
大勢の見ている前で数人のエイリアンに担がれて
窓の外に駐機しているUFOに連れ込まれた
というなら話は別ですが。
@細かいことですが、「アブダクション」の経験談で
多いようなのは、何かを体に埋め込まれた。
その小さいカプセルのようなものの中に、
「コイル」のようなものが見えた という供述です。
「コイル」というのは「共振」を示唆するものですが、
それは異星人によるコントロール
ということでしょうか。
しかし電気的にはそんな小さいコイルが
何の役に立つのか?
そもそもコイルが必要か?
いやむしろ極小部品を
組み立てる必要があるのか?
超技術でも?
@もうひとつ。どうして吸血鬼:ヴァンパイアを
殺すのに「心臓」に「杭」を打ち込むのか?
もちろん「心臓」が止まれば本当に死ぬでしょうが、
私は完全に「失血死」させることが
目的ではないかと推測しています。
http://kiti.main.jp/