エロスの住人《2000.11.5》《2000.11.26》

小惑星エロス・・そこには存在してはならない数々の異景が・・


《謎の構造物・1》

NEARから送られた超高解像度の画像の中には、
自然の造形とは思えない構造物がいくつか見られます。


20000503・差し渡し1.8Kmを捉えた画像。(1800m÷477pixel=3.8m/Pixel)
右上、くぼ地に存在する構造物に注意してください。


20000503.jpg


補間処理を行った4倍画像です。太陽は左上低高度に位置します。

この画像は真上からの俯瞰画像のため、太陽側面の反射が見られないことから、
側面は垂直に切り立っていると考えられます。
また、影の形から直線で構成された、ある程度の高さを持つ構造が伺えます。


4x20000503_.jpg

8倍・補間処理あり
8x20000503.jpg

ここまで拡大すると、右上にモヤのような
反射とぼやけた影が見えてきます。

8倍・補間処理無し
8xm20000503_.jpg

3.8m/Pixelなので、約40m四方の立方体と
通路の長さ、幅などが推定できます。


そして各部の特徴を描いてみると・・

object1.gif

これは、エロスの住人の建物なのでしょうか?
それともエロスそのものが宇宙船で、ここが指令室なのでしょうか?


・・などと想像が掻き立てられますね。(エロスの姿勢制御エンジンとの考察も頂きました)

先住人がいるとすれば、周りに道路らしきものが無いのはおかしいではないか?
いえ、地球の1600分の1の重力下の世界は地球の常識とは違うかも知れませんし、
移動手段は、多分宇宙船でしょう・・ そういえば、右上のモヤは発進の後カモ・・


《謎の構造物・2》
20000815・差し渡し2.2Kmを捉えた画像。(2200m÷477pixel=4.6m/pixel)
右上のクレーター内にその物体はあります。


20000815.jpg


4倍画像。
その物体は長方形の台座部分に、45度回転した2本の長いパイプを重ねた構造をしています。
これは、砲台!?そして、前方のクレータ壁面には
着弾を思わせる放射状の黒い痕跡・・

20000815x4.jpg hodai.gif


8倍・補間処理あり
20000815x8_.jpg
弾丸を発射すれば、反動で跳んでしまう。
砲台だとすれば、ビーム砲でしょうか!?

8倍・補間処理なし
20000815x8m.jpg
4.6m/Pixelなので、台座部は80mx50m
砲身(?)が80m程です。



20000523・差し渡し1.4Kmを捉えた画像。(1400m÷477pixel=2.95m/pixel)
この画像左下には80mx150m程の荒地があり、それは
真新しいように見えます。

20000523.jpg

4倍画像。
この画像を見て、最初に感じたことは「
地面を掻き散らす何らかの物体が存在した跡」です。
そしてそれは、砲台と同じようなモノではないでしょうか・・


20000523x4.jpg

エロスの住人・・もし先住人がいるとしたら、平和を望む温厚な性格であってほしいですね。

《謎の構造物・3》

20000508・差し渡し1.8Kmを捉えた画像からのトリミング。(1800m÷元477pixel=3.8m/Pixel)
右下、クレータ内に存在する物体に注意してください。


t20000508.jpg


補間処理を行った4倍画像です。太陽は右斜め上方中高度に位置します。

雪だるま状の物体が見られます。
一見直立しているように見えますが、この画像も真上からの俯瞰画像のため、
実際はかなりの角度で横に傾いているはずです。
ほぼ全形が影に映されていることから、傾きは45度程度でしょうか。


4x20000508.jpg

8倍・補間処理あり
8x20000508.jpg

完璧な雪だるま(?)形をしています。

8倍・補間処理無し
8xm20000508.jpg

3.8m/Pixelなので、約40mの身長(?)
の他、各部のサイズが推定できます。


そして各部の特徴(単純ですが)描いてみると・・

object2.gif

これは一体??
侵食のない小惑星表面で、これほど完璧な丸みを帯びた物体が存在するものでしょうか。
エロスの微小重力の世界に生きる巨人!?
それとも今まさに飛び立とうとするエロスの住人の宇宙船か・・


謎の構造物・・
こらからNEAR探査機はさらにエロスに接近します。
そして、最後は着陸します。
そこには何が映し出されるのでしょうか。
着陸地点は、もしかすると、もしかするのカモ(^^;


《NEARサイト》
http://near.jhuapl.edu/


kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/