《野良猫物語》
大きなお寺の小さな主
《04.10.20》

by クエリさん

台風が来ようとしていた
快晴の9月某日。
散歩の途中寄った大きなお寺。
目の前はすぐ海です



これは入り口の門で、
本堂はこのずっと奥にあります。

ここにはたくさんの猫がいます。

敷地が広いこともあるせいか、
それぞれにぜいたくな距離をとり
定位置を確保しています。


史跡の足下などの石の上では
このように涼んでいる姿も。

最奥の本堂にたどり着くと、
そこにいたのは1匹の猫....
この雰囲気は、主?(^^;;;


隣の「ご自由に...」というメッセージとは
どこか違うような印象....


参拝客を招きつつ、
曲者の進入を監視しつつ、
くつろいでいる風。


微妙なボディランゲージです。

すいません、
ちょっと通りますよ( ´_ゝ`)
ついでに接近・撮影。


眠そうながらも「行って良し」
というお許しを頂きました。

参拝終わって出てくると....
主が消えた!


というわけではなく、少し遠くに
移動してました。
何か異常を察知したのでしょうか。


遠くから見ても主のオーラが出ています。

しゃがんで見ていると....
突如、主が突進してきました。


いきなりでしたので、
カメラのシャッターを切った時には
こんな目の前に(^^;;;


こちらの顔を見ず、うつむき加減に
一直線にやってくる....
主の迫力を感じます



結局、主は私の脚にまとわりついていた
だけでした。
何が原因かわかりませんが、
気に入られたようです。

主はいつまでたっても離れずに
ぴったりくっついたまま....


とりあえず帰ろうと歩き始めると....
主が後からついてきました(^^;;;


「すいません、
今日のところは帰らせてください。」


そう言うと、主は足を止め、
帰るのを見守っていました。




いつもはクールでちょっと情に厚い?
大きな寺の小さな主でした。



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