怪獣・ゴジラVSガメラ

ゴジラは成長しています。

誕生〜30年前のゴジラシリーズまでは、体長50m体重2万トンでした。
その後、復活して銀座マリオンを破壊した時は、80m、4万5千トンに成長。
そして、新宿の新都庁を破壊した時は100m、6万トンになっていました。

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南海の無人島に生き残っていた恐竜が、水爆実験で巨大化という設定ですが、
人間の力が大きくなれば、ゴジラもさらに大きくなるようです。
(ミニチュアセット代の節約かもね)

しかし、大胆さでは大映のガメラの方が上でした。
ガメラは、体長60m体重80トンです。
当時、身長ではゴジラに勝るものの、体重は250分の一しかありませんでした。
しかし、ガメラは溶岩をエネルギーとし、手足を引っ込めた穴から火を噴射してマッハ3で飛ぶという
離れワザを最初から持っていました。


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コレに対しゴジラも地下にもぐってマグマの中を移動するとか、口から放射能を吐いて空を飛ぶ
という能力を次第に身に付けていったのです。
東宝のゴジラと、大映のガメラ・・
直接対決することは無くてもスクリーンの裏では常に戦っていたようです。


ところで、怪獣といえば大胆な設定がまた魅力です。

そして、設定の中でも、体重は映画会社によって大きく違っていました。
東宝系:数万トン、東映系:数千トン、大映系数十トン・・あと数百トンと言ってたとこも・・
これらは、一体どれが妥当なのでしょうか。
カギは身長にあります。

たとえば、身長50mのゴジラを2mにしてみると、2万トン/25の3乗=1.28トンとなります。
1トンの牛もいるくらいなので、モンスターならこの位でOKでしょう。
同じようにガメラも、60mを2mにしてみると、80トン/30の3乗=0.0029トン・・2.9Kg!です。
コレはあまりに軽すぎでしょう。
仮に2mのガメラを300リットルと見積もると、同体積の水300Kgの100分の一であり、同体積の
空気360gの8倍です。風船よりは重いものの、水より空気に近い重さなのです。

子供の頃にも、電車が一両40トンという知識があったので、それを何両も80トンのガメラが
おもちゃのように扱うのは違和感がありました。でもその違和感がまたステキだったのですが。


大胆な設定と言えば、ガメラに登場するギャオスの超音波光線があります。
超音波は様々なモノを切り裂く力を持っているという設定です。

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そして、原理はこうです。
ギャオスの首の骨は2本あり、音叉の原理で声を増幅・共鳴させて超音波を発するというのです。

ギャオスの身長は65mなので、首の長さは15m位でしょうか。
長さ15mの共鳴装置といえば、パイプオルガンの最低音のパイプの数倍の規模です。
これが3MHzの超音波を発生させるというのですからオドロキです。
しかも音波が光りを伴っているのです。あまりの衝撃に大気がプラズマ化し発光するのでしょうか。

3MHzの超音波にどんな力があるのか・・

kiti30g.gifhttp://kiti.main.jp/